バッテリーレスのBLEマルチセンサーシステム:オン・セミコンダクター RSL10 ソーラーセルマルチセンサープラットフォーム
オン・セミコンダクターは、ソーラーセルのみで動作するバッテリーレスの「RSL10 ソーラーセルマルチセンサープラットフォーム」を発表した。低電力無線通信、小型太陽電池、環境センサーなどを統合している。
オン・セミコンダクターは2019年4月、ソーラーセルのみで動作するバッテリーレスの「RSL10 ソーラーセルマルチセンサープラットフォーム」を発表した。低消費電力のBluetooth Low Energy(BLE)通信機能により、ソーラーエネルギーのみでデータを収集、通信するIoT(モノのインターネット)センサーの開発を支援する。
バッテリーレスの「RSL10 ソーラーセルマルチセンサープラットフォーム」
同プラットフォームは、無線システムインパッケージ(SIP)モジュール「RSL10」と小型太陽電池、ボッシュ・センサーテックの環境センサー「BME280」、低電力3軸加速度計「BMA400」を組み合わせている。
BME280は圧力、温度、湿度の測定が可能で、加速度計のBMA400と組み合わせることで、温度管理や侵入検知、資産追跡など、IoTアプリケーションに関わる包括的なセンシングソリューションに対応可能になる。
また、同プラットフォームを用いた開発を容易にするため、ソフトウェアパッケージの一部として、ガーバー、回路図、部品表を含む全ての設計ファイルとカスタマイズ可能なソースコードを提供している。
同社では、HVAC制御、窓やドアのセンサー、侵入検知、大気質の監視などのスマートホームおよびビルオートメーション分野、梱包物の開閉検出、温度湿度管理、資産追跡などのIoT分野での活用を見込んでいる。
- 1200V、80mΩの産業・車載向けSiC MOSFET
オン・セミコンダクターは、産業用・車載用として認証済みのNチャンネルSiC MOSFETの新製品を発表した。インダストリアルグレードの「NTHL080N120SC1」と、AEC-Q101準拠のオートモーティブグレードの「NVHL080N120SC1」を提供する。
- マルチセンサーBLE開発プラットフォーム
オン・セミコンダクターは、アンテナ内蔵のシステムインパッケージ「RSL10」とBosch Sensortecの低電力センサー製品を組み合わせた、RSL10センサー開発キット「RSL10-SENSE-GEVK」を発表した。
- ディスプレイ検査向けのCCDイメージセンサー
オン・セミコンダクターは、スマートフォンのディスプレイ検査に対応する、50Mピクセルのインターライン転送CCDイメージセンサー「KAI-50140」を発表した。アスペクト比は2.18対1で、最新スマートフォンのディスプレイに対応する。
- アンテナなどを組み込んだBluetooth5 SiPモジュール
オン・セミコンダクターは、Bluetooth認証を取得し、EEMBC ULPMark検証済みのアンテナ、RSL10チップ、受動素子を組み込んだ、6×8×1.46mmのSiPモジュール「RSL10 SiP」を発表した。
- USB Type-C対応のアナログオーディオスイッチ
オン・セミコンダクターは、保護機能付きアナログオーディオスイッチ「FSA4480」と双方向電流検出アンプ「NCS21x」シリーズを発表した。どちらも小型パッケージで、USB Type-Cアプリケーションに対応する。
- AEC-Q101車載グレードのSiCショットキーダイオード
オン・セミコンダクターは、車載用規格AEC-Q101に準拠したSiC(炭化ケイ素)ショットキーダイオード「FFSHx0120」「FFSHx065」を発表した。逆回復電流がなく、スイッチング性能は温度に依存しない。
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