電池など起電力を持ったものに直流電源を接続して使用する場合は、電池から直流電源に電流が流れ込まないように、安全のため逆流防止ダイオードを挿入する。
DRPは「逆方向電圧耐量:定格出力電圧の2倍以上、順方向電流容量:定格出力電流の3〜10倍」を目安に選ぶ。またダイオードは発熱するので破損を防ぐため放熱器を取り付ける。
直流電源の出力部には大容量のアルミ電解コンデンサーが入っているため、電源の出力をオフにした時に電荷を放電させるためのブリーダ制御回路が、電源に搭載されている。通常は安全のため、ブリーダ制御回路はオンになっている。電池やコンデンサーなどを逆流防止ダイオードを使わないで直接直流電源に接続する際は、放電を少なくするためブリーダ制御回路をオフにする。ブリーダ制御機能のことを電流シンク機能という場合もある。
誘導負荷に直流電源を接続した場合はサージ電圧を発生することがあり、直流電源に損傷を与える可能性がある。このため、サージの発生を防ぐためダイオードを誘導負荷の両端に接続する。
急峻なパルス状の電流が間欠的に流れる負荷に直流電源を接続する場合は、大きなピーク電流によって電流リミットが検出されることがある。これを防ぎたい場合は、パルス電流負荷の両端に大容量のコンデンサーを接続すると解決する。
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