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負荷電力300W、1kW対応の直流電子負荷装置TDK SFLシリーズ

TDKラムダは、直流電子負荷装置「SFL」シリーズを発売した。ゼロVから電流がリニアに変化し、高速応答に対応する。負荷電力が300Wまたは1kW、電圧が120Vまたは500Vの4種類を用意する。

» 2020年08月11日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 TDKラムダは2020年7月、直流電子負荷装置「SFL」シリーズを発売した。負荷電力が300Wまたは1kW、電圧が120Vまたは500Vの計4種類をラインアップし、直流安定化電源、燃料電池、太陽電池などの負荷装置での利用に適する。

直流電子負荷装置「SFL」シリーズ

 SFLシリーズは、0Vから電流がリニアに変化し、高速応答を可能にした。高速電流フィードバック制御を搭載しており、電流立ち上がり時に発生しやすいオーバーシュートを抑制する。

6つの負荷モードを搭載し、疑似負荷として利用可能

 定電流(CC)、定抵抗(CR)、定電圧(CV)、定電力(CP)、外部制御(EXT)、短絡(SHORT)の6つの負荷モードを搭載。負荷電流を自由に制御し、疑似負荷として利用できる。インタフェースはUSBを標準装備し、オプションでGPIB通信やリップルノイズ電圧測定機能にも対応する。リップルノイズ電圧測定機能は、100MHzオシロスコープによるリップルノイズ測定と同等の測定が可能だ。

 サイズは、300Wモデルが215×128.6×420mm、1kWモデルが430×128.6×450mm。重量は、それぞれ約6.5kg、約13kgとなる。入力電圧範囲はAC85〜264Vに対応する。

 マスタースレーブ接続ケーブルを使うと、最大10kWのシステムを構成できる。同社の直流安定化電源「GENESYS+」と組み合わせることで、バッテリーの充放電アプリケーションにも利用できる。

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