2出力の絶縁型DC-DCコンバーター:TDKラムダ CCG15-D、CCG30-D
TDKラムダは、絶縁型DC-DCコンバーターのラインアップに2出力モデル「CCG15-D」「CCG30-D」を追加し、量産出荷を開始した。従来の単出力モデルではできなかったアナログ部品への対応が可能で、各種機器の制御基板に幅広く活用できる。
TDKラムダは2018年6月、絶縁型DC-DCコンバーターのラインアップに2出力モデル「CCG15-D」「CCG30-D」を追加し、量産出荷を開始した。標準価格はCCG15-Dが2700円、CCG30-Dが3500円を予定している。
絶縁型DC-DCコンバーター「CCG15-D」「CCG30-D」
両モデルは、いずれも1×1インチの小型フットプリントで、制御基板の高密度実装を可能にする。また、CCG15-Dは15W、CCG30-Dは30Wの電力を出力できる。入力電圧範囲として9〜36VDC、18〜76VDCをサポートする2タイプをラインアップ。バッテリーを入力源とする装置や入力電圧の異なる制御基板などに活用できる。効率も90〜92%と高く、−40〜85℃の範囲で使用可能だ。
ノイズを考慮し、金属ケースに加え、底面も基板銅箔を用いた6面シールド構造になっている。入出力間の耐電圧が1分間で1500VDCと、安全性を向上している。
また、従来の単出力モデルではできなかったアナログ部品への対応が可能で、ICT機器や半導体製造装置、一般産業機器などの制御基板に幅広く活用できる。
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