小型直流高圧入力対応DC-DCオンボード電源:TDK PH600A280
TDKラムダは、直流高圧入力対応DC-DCオンボード電源「PH-A280」シリーズに、600Wモデル「PH600A280」を追加した。現行シリーズに対して50%小型化し、2分の1ブリックサイズを達成した。
TDKラムダは2019年12月、直流高圧入力対応DC-DCオンボード電源「PH-A280」シリーズに、600Wモデル「PH600A280」を追加したと発表した。2020年1月から販売を開始する予定だ。ロボットコントローラーやFA機器、ICT機器、半導体製造装置などに活用できる。
DC-DCオンボード電源「PH600A280」
PH600A280は、独自のトランス構成技術により機構設計を最適化し、現行シリーズに対して50%小型化。600W出力において、業界最小クラスの61.0×12.7×57.9mm(2分の1ブリックサイズ)を達成した。
電力変換効率は2%効率化し、入力電圧280VDC時に93%を達成。装置の小型化と省エネ化に貢献する。定格出力電圧は24VDCで、最大出力電力は600W、最大出力電流は25Aだ。伝導放熱対応の基板搭載タイプで、動作温度範囲が−40℃〜+100℃と広い。
EN62477-1(過電圧カテゴリーIII)など、各種安全規格を取得。電源前段の絶縁トランスを削除できる場合もあり、装置をさらに小型軽量化、低コスト化できる。
また、外付け入力コンデンサー容量を調整することで、出力保持時間を任意に設定可能。ロボットコントローラーやFA機器などのアプリケーション要求に柔軟に対応できる。
- 音質劣化抑制ノイズサプレッションフィルター
TDKは、ノイズサプレッションフィルター「MAF1608GAD-L」タイプを発表した。ノイズ除去特性を維持しつつ、音声ひずみを抑制する低歪フェライト材料を採用。また、内部構造を最適化することで、音質劣化を防止する。
- 5G対応、ミリ波帯向け積層バンドパスフィルター
TDKは、基地局向け積層バンドパスフィルターの新製品「MMC」シリーズを発表した。5G(第5世代移動通信)NR(New Radio)の28GHz帯に対応する。
- 最も効果的なノイズ対策がついに判明!? よくあるEMS対策を比較する【実験編】
すでにマイコンを使い込まれている上級者向けの技術解説の連載「ハイレベルマイコン講座」。前回は、【準備編】としてノイズの基礎知識とノイズの対策方法を復習し、それらの基礎知識をベースにした実験方法を説明した。今回は、【実験編】として実験の使用機材など、環境の説明と実際の実験結果を示し、その結果に対してEMS耐性改善効果の高い対策方法を考察する。
- 外乱磁界補正とSPI搭載の3Dポジションセンサー
TDKミクロナスは、外乱磁界補正を備えた3Dホールポジションセンサー「HAL 39xy」ファミリーに、SPIインタフェースをサポートする「HAL3900」を追加した。1つのデバイスで、3D磁界計測や直線位置検出など4種類の計測ができる。
- 車載用Ethernet向け高ESD耐量チップバリスタ
TDKは、車載用のEthernet向け高ESD(静電気放電)耐量チップバリスタ「AVRH10C221KT1R5YA8」を発表した。高精度積層技術に加え、製造プロセスや設計の最適化により、静電容量範囲1.5±0.13pF、ESD耐量25kVを達成している。
- 高耐性DCリンク用フィルムコンデンサー
TDKは、高耐性DCリンク用フィルムコンデンサー「B3277M」シリーズを発表した。温度85℃、相対湿度85%、定格電圧で1000時間の耐湿負荷試験をクリアしており、過酷な使用環境条件にも適する。
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