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小型直流高圧入力対応DC-DCオンボード電源TDK PH600A280

TDKラムダは、直流高圧入力対応DC-DCオンボード電源「PH-A280」シリーズに、600Wモデル「PH600A280」を追加した。現行シリーズに対して50%小型化し、2分の1ブリックサイズを達成した。

» 2020年01月21日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 TDKラムダは2019年12月、直流高圧入力対応DC-DCオンボード電源「PH-A280」シリーズに、600Wモデル「PH600A280」を追加したと発表した。2020年1月から販売を開始する予定だ。ロボットコントローラーやFA機器、ICT機器、半導体製造装置などに活用できる。

DC-DCオンボード電源「PH600A280」

業界最小クラスの2分の1ブリックサイズ

 PH600A280は、独自のトランス構成技術により機構設計を最適化し、現行シリーズに対して50%小型化。600W出力において、業界最小クラスの61.0×12.7×57.9mm(2分の1ブリックサイズ)を達成した。

 電力変換効率は2%効率化し、入力電圧280VDC時に93%を達成。装置の小型化と省エネ化に貢献する。定格出力電圧は24VDCで、最大出力電力は600W、最大出力電流は25Aだ。伝導放熱対応の基板搭載タイプで、動作温度範囲が−40℃〜+100℃と広い。

 EN62477-1(過電圧カテゴリーIII)など、各種安全規格を取得。電源前段の絶縁トランスを削除できる場合もあり、装置をさらに小型軽量化、低コスト化できる。

 また、外付け入力コンデンサー容量を調整することで、出力保持時間を任意に設定可能。ロボットコントローラーやFA機器などのアプリケーション要求に柔軟に対応できる。

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