リニアプリレギュレーターは、放電したバッテリーの再充電と、充電が完了したバッテリーのトリクル充電の両方を同じ回路で行うことができるように、バッテリー充電電圧と最大充電電流の両方を制限します。AC電源入力が途絶えた場合は、LEDドライバを起動して自動的にLED照明をオンにすることができます。
トランスの12Vac出力が整流および平滑化されて、リニアレギュレーター用に約16Vdcの入力が生成されます。レギュレーターは、12Vの鉛酸蓄電池を充電するために、13.8V、最大電流1Aの出力を生成するように設定されています。AC電源入力が遮断された場合は、L200の出力にあるダイオードがレギュレーターに逆電流が流れ込むのを防ぎますが、レギュレーターのレファレンス入力はこのダイオードの後から取り込むので、出力電圧には影響しません。
RCD LEDドライバのイネーブル入力は、3つの位置に切り替えることができます。
OFF | ON/OFF入力は、値の大きい抵抗によって12Vにプルアップされます。これは、12V信号で5V入力を制御することを可能にします。分圧器は時間の経過とともにバッテリーを放電させるので、この方法は分圧器の代わりに選ばれたものです。 |
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ON | 制御入力が開状態のままになるので、LEDはデフォルトでオンになります。 |
AUTO | AC電源入力が有効な間は、LEDドライバを抑制する約6Vdcの平均電圧を生成するために、12Vac出力が10kΩ抵抗と10µFコンデンサーによって平滑化されます。AC電源が故障するか遮断されるとこの平均電圧がゼロまで降下し、ドライバが起動します。 |
RECOMのデータシートに記載されているRGBミキサーアプリケーション回路は、RGBWLEDを組み込むために簡単に拡張できます。
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※本連載は、RECOMが発行した「DC/DC知識の本 ユーザーのための実用的ヒント」(2014年)を転載しています。
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