22.0A対応の車載向け防水ケーブルアセンブリ：日本モレックス OTS MX150防水ケーブルアセンブリ

日本モレックスは、車載エレクトロニクス向けに22.0Aの定格電流に対応した「OTS MX150防水ケーブルアセンブリ」を発表した。「USCAR-2 Rev 4」「IP6K7」に準拠しており、幅広いラインアップをそろえる。

[EDN Japan]

　日本モレックスは2020年12月、車載エレクトロニクス向けに、22.0Aの定格電流に対応した「OTS MX150防水ケーブルアセンブリ」を発表した。標準品として1列品（極数2、3）と2列品（極数4、6）があり、ケーブル長はそれぞれ150mm、300mm、600mmを用意。また、両端コネクター付（オス−オス、メス−メス）および片端コネクター付（オス、メス）と幅広いラインアップをそろえる。

車載エレクトロニクス向けの「OTS MX150防水ケーブルアセンブリ」

　コネクターは「MX150」を採用し、3.50mmピッチのハウジング設計で省スペース化に寄与する。メス側コネクターにはコネクター位置保証（CPA）が標準装備されており、コネクター抜けを防止する。

　また、端子には一体型のマットシール技術が用いられており、個別のケーブルシール作業が不要となった。防塵（じん）防水は、保護等級「IP6K7」に準拠しており、バックシェルなどのオプションを装着すれば「IP6K9K」にも対応できる。

USCAR-2 Rev 4に準拠

　車載用コネクター規格「USCAR-2 Rev 4」にも準拠。−40〜＋125℃（クラス3）の温度要件を満たす必要があるエンジン周りや高振動環境、ボンネットやシャシー内のアプリケーションといった用途に対応する。

　同社では同製品の用途として、ヘッドランプやテールランプ、ワイパー、ボディーハーネス、スピードメーター、エアバッグなどの車載エレクトロニクスをはじめ、商用車や建設機械、船舶用機器などを見込む。