5G基地局用ゲートドライバIC:インフィニオン EiceDRIVER 2EDL8ファミリー
インフィニオン テクノロジーズは、5GおよびLTEマクロ基地局用の新たなゲートドライバICファミリー「EiceDRIVER 2EDL8」を発表した。120Vブートストラップダイオードを内蔵し、チャンネル間伝搬遅延マッチングは標準値±2ナノ秒となる。
インフィニオン テクノロジーズは2020年12月、5GおよびLTEマクロ基地局用のゲートドライバICファミリー「EiceDRIVER 2EDL8」の提供を開始した。2つの異なるプルアップ電流と2つの異なる入力構成を組み合わせた計4製品を用意している。
2EDL8ファミリーは、デュアルチャンネル接合分離型のゲートドライバICとなる。絶縁型DC-DCステップダウンコンバーターやテレコムブリックの電力密度、効率、堅牢性を向上でき、5GやLTEの携帯電話インフラ用マクロ基地局への対応が可能だ。
ゲートドライバICファミリー「EiceDRIVER 2EDL8」
120Vブートストラップダイオードを内蔵し、チャンネル間伝搬遅延マッチングは標準値±2ナノ秒。4製品とも、PG-VDSON-8リードレスパッケージを採用している。
同ファミリーのうち「2EDL802x」は、デュアルチャンネルを独立して動作させることができる。1次側の対角駆動のフルブリッジや2次側の同期整流回路に適しており、フリーホイーリングフェーズ中の損失を低減する。
「2EDL812x」は、差動入力構造およびシュートスルー保護機能を搭載。DC-DCブリックコンバーターの1次側の非対角駆動ハーフブリッジ回路に活用できる。
- 高い放射効率を有する小型アンテナ
日本航空電子工業は、高い放射効率を有する小型アンテナ「AN01」シリーズの販売を開始した。最大90%以上の高い放射効率を誇り、製品の横幅が対応する波長の10分の1程度に抑えられている。
- 5Gセルラー基地局向けRF MCM
NXPセミコンダクターズは、5Gセルラー基地局向けのRFパワーマルチチップモジュール10種を発表した。同社最新のLDMOS技術と統合設計技術を採用しており、前世代品と同じフットプリントで、より高い出力や効率、より広い周波数帯を提供する。
- 高効率5G無線ソリューションを共同開発
ザイリンクスは、エネルギー効率の高い5G無線向けソリューションを、テキサス・インスツルメンツと共同開発する。ザイリンクスの適応型IPやSoCとテキサス・インスツルメンツのRFトランシーバーを組み合わせて、無線システムの電力効率を高める。
- 5Gなど各種通信方式に対応する外付けアンテナ
日本モレックスは、5G、LTE、Wi-Fi、Bluetoothに対応した外付けアンテナ6製品を発表した。小型デバイスに搭載しやすいサイズで、IoTやさまざまなワイヤレスネットワーキングでの利用を見込む。
- LTE Cat-M1対応のSPRESENSE用拡張ボード
ソニーは、IoT向けのスマートセンシングプロセッサ搭載ボード「SPRESENSE」の新製品として、LTE拡張ボード「CXD5602PWBLM1J」を発表した。Altair Semiconductor製チップセット「ALT1250」を搭載し、IoT向け通信規格のLTE-Mに対応する。
- 統合型RFサンプリングトランシーバー
日本テキサス・インスツルメンツは、4つのA-Dコンバーターと4つのD-Aコンバーターを1チップに集積した、統合型RFサンプリングトランシーバー「AFE7444」(4チャンネル内蔵)と「AFE7422」(2チャンネル内蔵)を発表した。
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