ToF技術を用いた非接触スイッチ:SCHURTER TTSシリーズ
SCHURTERは、光学式の非接触スイッチ「TTS」シリーズを発表した。ToF技術により信号検出距離が0.02〜60mmとなっており、公共エリアなどでの用途に適する。
SCHURTERは2021年8月、光学式の非接触スイッチ「TTS」シリーズを発表した。日本国内では、グローバル電子が販売する。
光学式・非接触スイッチ「TTS」
同製品は、距離計測技術のToF(Time of Flight)を用いており、信号検出距離が0.02〜60mmとなっている。自動販売機や券売機など、不特定多数の人が利用し、衛生面の配慮が必要となる公共エリアなどでの用途に適する。
意図しないスイッチ表面への接触や、水滴の付着といったスイッチング信号はトリガーされないため、誤作動が生じない。可動部品がないため、スイッチングサイクルは2000万回以上となっている。
ボディーにはステンレススチールを採用しており、IK09相当の耐衝撃保護性能やIP67相当の防塵および防水性能(表面部)を備えた。
スイッチング電圧は最大42VACおよび60VDCで、スイッチング電流は最大100mA。−30〜+85℃の温度範囲で動作する。公共エリア用途に加えて、医療や産業分野でのタッチレスアクティベーションでの需要も見込む。
- ビルトインタイプの1550nm帯波長掃引光源
アンリツは、ビルトインタイプで小型の1550nm帯波長掃引光源2種を発売した。掃引周波数1.25kHzの「AQA5500D」と150Hzの「AQB5500D」があり、FAや医療、インフラなどでの測長や測距、形状計測用途に適している。
- 検知範囲40cmの赤外線ジェスチャーセンサー
Maxim Integrated Productsは、赤外線ベースの動的光学センサー「MAX25405」を発表した。主に車載向けで、コストとサイズを抑えつつ、従来品の2倍となる40cmの範囲でさまざまなハンドジェスチャーを認識する。
- タッチセンシング機能搭載の32ビットマイコン
ルネサス エレクトロニクスは、IoT機器のHMI用途向けに、タッチセンシング機能を搭載した32ビットマイクロコントローラー「RA2L1」グループを発表、20製品を発売した。Arm Cortex-M23コアや静電容量式の高性能タッチセンシングユニットを内蔵している。
- 非接触型スマートサービス向けセキュアIC
NXPセミコンダクターズは、非接触型スマートサービス向けの「MIFARE DESFire EV3 IC」を発表した。動作距離の延長や、トランザクション速度の向上により、駐車場での決済やオフィスの入退出用途に、高速で安全な非接触型システムを提供する。
- 電力損失ゼロの小型非接触電流センサー
ロームは、電力損失ゼロの非接触電流センサー「BM14270MUV-LB」を発表した。高感度のMI素子(磁気インピーダンス)を利用し、センサー内に配線を引き込むことなく、完全非接触で電流検知ができる。
- 高電流コアレス用TMRクローズドループセンサー
TDK-Micronasは、製品ポートフォリオに、高電流コアレスアプリケーション向けTMRクローズドループセンサー「CUR 423x」を追加した。磁界集束コア不要の小型モジュールで、ISO26262 ASIL-Bレベルの機能安全診断に対応し、自動車向けのAEC-Q100に準拠している。
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