ホシデンは、マスマーケット向けに価格を抑えた、Bluetooth 5対応のBluetooth Low Energyモジュール「HRM1092」を開発した。センサービーコンや医療機器、玩具などの小型ワイヤレス製品に適している。
ホシデンは2021年8月、マスマーケット向けに価格を抑えた、Bluetooth 5対応のBluetooth Low Energyモジュール「HRM1092」を開発した。センサービーコンや医療機器、玩具などの小型ワイヤレス製品に適している。サンプル価格は3000円で、同年12月から提供する。2022年6月から月産10万個体制とする予定だ。
SoC(System on Chip)には、64MHzで動作する「Arm Cortex-M4」プロセッサ、192Kバイトのフラッシュメモリ、24KバイトのRAMを搭載したNordic Semiconductor製「nRF52805」を採用。また、高性能パターンアンテナを搭載し、外形寸法は9.8×15.5×1.8mmと小型ながら、安定した通信を提供する。
電源電圧は1.7~3.6V、動作温度範囲は-40~+85℃。実装形態は端面スルーホール形式のため、メイン基板へ実装後のハンダ付け状態の確認も容易だ。GPIO端子は最大10個で、機能を限定して価格を抑えた。
本製品はBluetooth 5.1認証を取得する予定で、Bluetooth 5.0から導入された2Mモードにも対応する。最終製品のグローバル展開を見込み、日本、米国、カナダの無線認証を取得する予定だ。
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