200V耐圧トランジスタ出力車載フォトカプラ:東芝 TLX9188
東芝デバイス&ストレージは、200V耐圧トランジスタ出力の車載フォトカプラ「TLX9188」を製品化し、出荷を開始した。コレクタ、エミッタ間電圧定格が、同社従来品と比較して2.5倍になっている。
東芝デバイス&ストレージは2021年11月、200V耐圧トランジスタ出力の車載フォトカプラ「TLX9188」を製品化し、出荷を開始したと発表した。
「TLX9188」
同製品は、高耐圧のフォトトランジスタを搭載したことで、コレクタ、エミッタ間電圧定格が200Vになった。同社従来品の「TLX9185A」と比較して2.5倍に達しており、電圧100〜200Vを用いる機器内のフィードバック回路に使用できる。
スイッチング特性のターンオン時間を最長で100マイクロ秒、ターンオフ時間を最長で500マイクロ秒に規格化した。機器内の単方向スイッチとして利用可能で、応用回路のコスト低減に寄与する。
動作温度定格は−40〜+125℃。車載用電子部品向け規格「AEC-Q101」や自動車向けマネジメントシステム規格「IATF 16949」に準拠した。
パッケージは3.7×7.0×2.1mmの4ピンSO6を採用。バッテリー電圧監視やメカニカルリレー固着検出、地絡検出といったBMS(バッテリーマネジメントシステム)やアナログ信号フィードバックといった用途に適する。
- 産業機器や太陽光発電向けフォトカプラ
ルネサス エレクトロニクスは、産業機器や太陽光発電インバーター向けのフォトカプラとして、IGBT駆動用の「RV1S9231A」「RV1S9207A」、IPM駆動用の「RV1S9209A」を発売し、量産を開始した。
- SSR向けのフォトボルタイックカプラ
東芝デバイス&ストレージは、絶縁型ソリッドステートリレー向けのフォトボルタイック出力フォトカプラ「TLP3910」の量産を開始した。最小開放電圧が同社従来品の2倍に向上している。
- 2.2Vで動作可能な高速通信用フォトカプラ
東芝デバイス&ストレージは、電源電圧2.2Vから動作する、高速通信用フォトカプラ「TLP2312」「TLP2372」を発売した。標準データ伝送レートは、TLP2312が5Mビット/秒、TLP2372が20Mビット/秒となる。
- パワーデバイス向けプリドライブ用フォトカプラ
東芝デバイス&ストレージは、保護機能を搭載した中大電流IGBTとMOSFETプリドライブ用フォトカプラ「TLP5231」の量産出荷を開始した。産業用インバーターや太陽光発電用パワーコンディショナーなどの用途を見込む。
- 沿面距離8.2mmを確保した小型フォトカプラ
ルネサス エレクトロニクスは、産業機器や太陽光発電のインバーター向け小型フォトカプラ「RV1S92xxA」「RV1S22xxA」シリーズの5製品を発表した。安全な動作を保証するため、沿面距離8.2mmを確保している。
- 高耐ノイズ、低入力電流のフォトカプラ3種
ルネサス エレクトロニクスは、産業機器など厳しいノイズ環境下での使用に適した、15Mビット/秒のフォトカプラ3種「RV1S9160A」「RV1S9060A」「RV1S9960A」の量産出荷を開始した。業界最高クラスの低スレッショルド入力電流を達成している。
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