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24GHz帯ドップラーセンサーモジュール日清紡マイクロデバイス NJR4267

日清紡マイクロデバイスは、移動体検知向けの24GHz帯ドップラーセンサーモジュール「NJR4267」シリーズを発表した。17.2×25×3mmと小型ながら、マイクロ波回路やアンテナ、制御および信号処理向けMCUを搭載する。

» 2022年10月12日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 日清紡マイクロデバイスは2022年9月、移動体検知向けの24GHz帯ドップラーセンサーモジュール「NJR4267」シリーズを発表した。同年10月からサンプル出荷を、12月から生産(月産5000個)を開始する。

24GHz帯ドップラーセンサーモジュール「NJR4267」シリーズ 出所:日清紡マイクロデバイス

 NJR4267シリーズは、マイクロ波回路やアンテナ、制御および信号処理向けMCUを搭載する。電波によるドップラー方式を移動体検出に採用しており、暗闇や直射日光下、煙霧内などさまざまな環境での検知が可能だ。移動体検出に適したアルゴリズムにより、歩行者などの移動体の動きを高感度で検出し、接近や離反といった対象物の移動方向を識別する。

 受信回路や信号処理の雑音を低減したことで、同社従来モデルと比較して感度が3倍に向上した(検知エリア比)という。また、同製品単体で工事設計認証を取得しており、追加での電波認証が不要となっている。

出力方式を3種から選択して使用可能

 出力方式は、UART、PWM、CMOSレベル出力の3種から選択して使用できる。UARTはマイクロコントローラーへの接続用、PWMは調光用、CMOSレベル出力はHighまたはLow電圧での検知結果出力用となっている。

 また、間欠動作モードにより、消費電力を削減した。平均電流定は、3.8Vで1.5mA(標準値)となっている。加えて、アンテナ角度を半値幅でV面80度、H面100度に改良した。

 パッケージサイズは17.2×25×3mm。照明機器や見守り機器、セキュリティ機器、居残り検知機器、組み込み人感センサーなどでの用途に適する。

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