日清紡マイクロデバイスは、ボタンをタッチレス化する、光学式反射型センサー「NJL5830R」を発表した。既存の押しボタンに搭載可能で、券売機や自動販売機、エレベーターなど、公共性の高い装置の操作ボタンに適する。
日清紡マイクロデバイスは2022年3月、ボタンをタッチレス化する、光学式反射型センサー「NJL5830R」を発表した。「Optton」シリーズとして商品化し、月産10万個体制で、同年4月から生産を開始する。サンプルの参考価格は、100個購入時で660円(税込)だ。
高出力の赤外LEDと受光ICを組み込んだ反射型センサーで、ボタンスイッチへの組み込みを想定した3.6×5.8×1.2mmのCOBパッケージで提供する。電源電圧は4.5〜12.0Vで、デジタル出力を生成する。検出距離は0〜50mmをターゲットとし、用途に合わせて調整できる。
センサー同士のパルス周期をずらすことで、ボタンが隣接する装置でも、干渉や誤動作を防止する。また、光変調方式を採用しており、外乱光にも強く、屋外でも利用できる。
既存の押しボタンに搭載可能(光の透過窓は必要)で、券売機や自動販売機、エレベーターなど、公共性の高い装置の操作ボタンをタッチレス化できる。手袋を着用したままでも操作でき、飲食機器や医療機器にも対応。屋内外の感染症対策や衛生面の向上に貢献する。
ToF技術を用いた非接触スイッチ
既存のボタンをタッチレス化する反射型センサー
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