ヨコオは、28GHz帯に対応する5Gスマートフォンなどのモバイル端末向けに、B2Bコネクター検査治具「RF-FPC」を発表した。検査に関わる部品をFPC1つにまとめて、信号ロスを低減している。
ヨコオは2022年10月、28GHz帯に対応する5Gスマートフォンなどのモバイル端末向けに、B2Bコネクター検査治具「RF-FPC」を開発したと発表した。電子基板に取り付けたコネクターに接続することで、検査が可能となる。
電子機器などの製造時の検査では、基板やコードの先に取り付けたプローブをコネクターなどの検査対象物に接触させて検査する。新たに開発したRF-FPCでは、それらの部品をFPC(フレキシブルプリント基板)のみとすることで、信号ロスを低減した。
また、FPCの先端部分にスリットを設けたことで、コネクターなどの電極高低差に追従しやすくなり、耐久性が向上している。
RF-FPCのプローブは、FPCをコネクターなどの電極端子に押し当てることのみを目的としており、治具本体を樹脂製にすることが可能となった。これにより設計自由度が向上し、より小型な製品の検査にも対応できる。従来品はプローブを用いてインピーダンス特性を得ていたため、治具本体を金属で作製していた。
抵抗値を20%削減した半導体検査用プローブ
防水性能と高速伝送を両立したコネクター
AC-DCハイボルテージディバイダー
最大1360V、1000Aのテストが可能なパワーデバイスアナライザー
ACもDCも測れる電流プローブCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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