最大1360V、1000Aのテストが可能なパワーデバイスアナライザー:キーサイト・テクノロジー PD1550A
キーサイト・テクノロジーは、パワーデバイスアナライザー「PD1550A」を発表した。最大1360Vおよび1000Aのパワーモジュールをテストできる。
キーサイト・テクノロジーは2022年5月、最大1360Vおよび1000Aのパワーモジュールをテストできるパワーデバイスアナライザー「PD1550A」を発表した。幅広いアプリケーションへの採用が進むワイドバンドギャップ(WBG)半導体ベースのパワーモジュールのテストにおける課題を解決し、パワーモジュール全体をテストする完全な統合ソリューションだとしている。
パワーデバイスアナライザー「PD1550A」 出所:キーサイト・テクノロジー
本製品は、ディスクリートWBGパワー半導体の特性評価を行うソリューションとして同社が2019年に発売した「PD1500A」から機能を拡張。最大1360V、1000Aのパワーモジュール全体をテストできる。同社は、「パワーモジュールのテストを従来よりも迅速かつ容易に行えるように機能を拡張した次世代のダブルパルステスター」としている。
True Pulse絶縁プローブ技術を用い、正確なゲート電圧特性をハイサイドデバイスに提供可能。高帯域RF補正も備えており、高い精度で大電流を測定できる。内蔵したインタフェースボードには、ソルダーレスコンタクトと交換可能なゲート抵抗技術を採用した。
顧客側での社内システムの構築や管理が不要となり、設計時間や試作の回数も削減できる。ピンやパッドのレイアウトなど、顧客の需要に合わせたカスタマイズにも対応する。
- 112Gビット/秒準拠検証用テストソリューション
キーサイト・テクノロジーは、高速デジタル800Gテストソリューションの1つとして、112Gビット/秒の接続速度をサポートする送信機と受信機のテストに適した「コンフォーマンステストソリューション」を発表した。
- 1μA分解能電流測定機能を搭載した3出力DC電源
キーサイト・テクノロジーは、暗電流や待機電流に対応する1μA分解能電流測定機能を搭載した3出力DC電源「E36300A」シリーズを発売した。色分けした3チャネル全ての電圧や電流をディスプレイに同時に表示できる。
- 3相パワー機器の試験に対応するパワーアナライザ
キーサイト・テクノロジーは、3相パワー機器の設計や試験、デバッグに対応する4チャネルパワーアナライザ「IntegraVision PA2203A」を発売した。3相パワー機器/装置の研究開発で必要な性能を、解析/評価/測定/実証できるという。
- 400GE対応のネットワーク検証システム
キーサイト・テクノロジーは、ネットワーク機器やデータセンター環境検証用のテストシステム「AresONE-S 400GE」を発表した。400GEと低速のネットワークおよびデバイスを組み合わせた環境の検証が可能になる。
- PCIe5.0 対応EDSFFインターポーザー
テレダイン・レクロイは、PCIExpress 5.0に対応した、プロトコルアナライザー向けEDSFFインターポーザーを発売した。EDSFFタイプのSSDおよびデバイスに対応している。
- M-PHY Gear 5対応アナライザー/エクササイザー
テレダイン・ジャパンは、M-PHY Gear 5およびUFS 4.0などに対応可能なプロトコルアナライザー/エクササイザー「Eclipse M52」を発表した。各種検証や規格適合試験、規格批准試験などが可能となっている。
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