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産業用ギガビットイーサーネットトランシーバーマイクロチップ LAN8840、LAN8841

マイクロチップ・テクノロジーは、産業用ギガビットイーサーネットトランシーバー「LAN8840」「LAN8841」を発表した。ネットワーク遅延の測定や遅延への対処、デバイス間での時刻同期に用いるタイムスタンプを生成する。

» 2022年11月30日 09時30分 公開
[EDN Japan]

 マイクロチップ・テクノロジーは2022年11月、産業用ギガビットイーサーネットトランシーバー「LAN8840」「LAN8841」を発表した。既に受注を開始している。

 Linuxドライバーを利用可能で、10BASE-Tや10BASE-Te、100BASE-TX、1000BASE-Tなどのイーサーネット速度を選択できる。また、高精度時刻同期プロトコルを定めた「IEEE 1588v2」規格に準拠している。

パケットの優先順位付けを容易化

 ネットワーク遅延の測定や遅延への対処、デバイス間での時刻同期に用いる高速タイムスタンプを生成できる。これにより、パケットの優先順位付けを容易化する。また、消費電力の低減のため、WoL (Wake-on-LAN)、Energy-Detectパワーダウンモード、低消費電力アイドルおよびクロック停止モードを備えた。

 動作温度範囲は−40〜+105℃。ガスや化学処理、外貨取引システム、配電といった高精度なタイムスタンプが求められる用途に適する。

産業用ギガビットイーサーネットトランシーバー「LAN8840」「LAN8841」 出所:マイクロチップ・テクノロジー

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