マイクロプロセッサ(MPU)を使用したボードを開発するユーザーが抱えるさまざまな悩みに対し、マイクロプロセッサメーカーのエンジニアが回答していく連載「マイクロプロセッサQ&Aハンドブック」。初回である今回は、初めてマイクロプロセッサを使用するユーザーがつまずきがちなポイントなどをまとめた8項目の概要を紹介します。
マイクロプロセッサ(MPU)を使用したボードを開発するユーザーが抱えるさまざまな悩みに対し、基礎知識から技術トラブルまでマイクロプロセッサメーカーのエンジニアが回答していく連載「マイクロプロセッサQ&Aハンドブック」。
第1回目となる今回は、初めてマイクロプロセッサを使用するユーザーがつまずきがちなポイントなどをまとめた8項目の概要を紹介します。
現在、自社製品にマイコンを採用しているユーザーが、より充実した機能を実現するために初めてマイクロプロセッサへの移行を検討する際、豊富すぎる機能やマイコンとの違いに不安を覚えるケースが多くみられます。また、実際にマイクロプロセッサを使用して開発を進めているユーザーで、トラブルによってつまずいてしまう方も少なくないでしょう。マイコンとマイクロプロセッサでは、ハードウェアやソフトウェアエコシステムをはじめ、さまざまな違いがあります。これらを知っておくことで、トラブルの発生を未然に防ぎ、開発をスムーズに進めることができます。
それでは、具体的に、開発の失敗を防ぐために、どのようなことを知っておく必要があるでしょうか。
初めてマイクロプロセッサを使用するユーザーがつまずきやすいポイントを大きく分類すると、以下8項目に集約されます。
初回となる本記事では、この8項目それぞれについて簡単な概要を紹介し、以降の連載で実際のユーザーから寄せられた質問などを基に個別に掘り下げて解説していきます。初めてのマイクロプロセッサボード開発をよりスムーズに進めるための重要なポイントをピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてください。
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