コンガテックは、コンピュータオンモジュール「conga-TC700 COM Express Compact」の販売を開始する。インテルの「Core Ultra」を内蔵し、最大6つのPコアと最大8つのEコア、2つの低電力Eコアにより、最大22スレッドをサポートする。
コンガテックは2023年12月、エッジ向けのコンピュータオンモジュール「conga-TC700 COM Express Compact Type 6」を発表した。インテルのプロセッサ「Core Ultra」を内蔵している。
最大6つのPコアと最大8つのEコア、2つの低電力Eコアにより、最大22スレッドをサポートする。また、インテルのGPU「Arc」も採用。Arc GPUは最大8個のXeコアと最大128 EUを備えており、最大2×8K解像度のグラフィックス処理やGPGPUベースのビジョンデータを処理できる。
また、インテルのNPU(ニューラルプロセッシングユニット)「AI Boost」を備え、AI(人工知能)やML(機械学習)に対応する。内蔵のDDR SO-DIMMは最大96Gバイトで、5600Mトランスファー/秒でインバンドECCをサポートする。
組み込み温度範囲は0〜60℃。自動的に医学的所見を生成する手術ロボットや診断システム、メディカルイメージングといった医療用途に適する。他に、状況認識を用いた検査システムやAMR(自律移動ロボット)、AGV(無人搬送車)、固定ロボットアームといった産業用途でも利用できる。
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