ローデ・シュワルツは、5G RFとRRMコンフォーマンステスト向けソリューション「R&S TS8980S-4A」「R&S TS8980FTA-3A」を発表した。GCFとPTCRBから承認を受けた、公式の5Gコンフォーマンステストプラットフォームとなる。
ローデ・シュワルツは2024年2月、5G RF(無線周波数)とRRM(無線リソース管理)コンフォーマンステスト向けソリューション「R&S TS8980」を発表した。3GPPコンフォーマンステストを1台で実施できる「R&S TS8980S-4A」と、全てのインバンドおよびアウトオブバンドテストケースに対応した「R&S TS8980FTA-3A」を提供する。
R&S TS8980は、Global Certification Forum(GCF)とPCS Type Certification Review Board(PTCRB)から承認を受けた、公式の5Gコンフォーマンステストプラットフォームとなる。これを用いることで、チップセットやモデムなどのメーカーは、3GPP仕様に即したRF(TP298)およびRRM(TP296)テストが実施できる。
R&S TS8980S-4Aは、8GHzおよび4キャリアアグリゲーション(4CA)までの検証済みコンフォーマンステストケースを実行できる。同社のワンボックス5Gシグナリングテスタ「R&S CMX500」をベースとし、3GPP RX/TXインバンドコンフォーマンスや復調、RRMの各テストケースをサポートする。
シングルラックソリューションのR&S TS8980FTA-3Aは、インバンドとアウトオブバンドのテストケースに加え、RFとRRMの全デバイス認証プロセスもサポートする。3GPPが規定する5G NR仕様とキャリアによる受入れテスト仕様にも対応できる。通常は2台構成となる機能を1ラック分の設置面積に収めていて、スペースに制約のある研究室などにも設置できる。
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