メディア
5G 人からモノへ 〜「未踏の時代」迎えた無線技術 特集

GCFとPTCRB公認、5Gコンフォーマンステストプラットフォーム設置スペースの小型化に貢献

ローデ・シュワルツは、5G RFとRRMコンフォーマンステスト向けソリューション「R&S TS8980S-4A」「R&S TS8980FTA-3A」を発表した。GCFとPTCRBから承認を受けた、公式の5Gコンフォーマンステストプラットフォームとなる。

» 2024年03月15日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 ローデ・シュワルツは2024年2月、5G RF(無線周波数)とRRM(無線リソース管理)コンフォーマンステスト向けソリューション「R&S TS8980」を発表した。3GPPコンフォーマンステストを1台で実施できる「R&S TS8980S-4A」と、全てのインバンドおよびアウトオブバンドテストケースに対応した「R&S TS8980FTA-3A」を提供する。

5Gコンフォーマンステストプラットフォーム「R&S TS8980S-4A」「R&S TS8980FTA-3A」 5Gコンフォーマンステストプラットフォーム「R&S TS8980S-4A」「R&S TS8980FTA-3A」 出所:ローデ・シュワルツ

GCF、PTCRBから承認を受けた公式製品

 R&S TS8980は、Global Certification Forum(GCF)とPCS Type Certification Review Board(PTCRB)から承認を受けた、公式の5Gコンフォーマンステストプラットフォームとなる。これを用いることで、チップセットやモデムなどのメーカーは、3GPP仕様に即したRF(TP298)およびRRM(TP296)テストが実施できる。

 R&S TS8980S-4Aは、8GHzおよび4キャリアアグリゲーション(4CA)までの検証済みコンフォーマンステストケースを実行できる。同社のワンボックス5Gシグナリングテスタ「R&S CMX500」をベースとし、3GPP RX/TXインバンドコンフォーマンスや復調、RRMの各テストケースをサポートする。

 シングルラックソリューションのR&S TS8980FTA-3Aは、インバンドとアウトオブバンドのテストケースに加え、RFとRRMの全デバイス認証プロセスもサポートする。3GPPが規定する5G NR仕様とキャリアによる受入れテスト仕様にも対応できる。通常は2台構成となる機能を1ラック分の設置面積に収めていて、スペースに制約のある研究室などにも設置できる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

RSSフィード

公式SNS

EDN 海外ネットワーク

All material on this site Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
This site contains articles under license from AspenCore LLC.