5G NRリリース17向けにアップグレード:ローデ・シュワルツ 5G NRリリース17対応オプション
ローデ・シュワルツは、5G NRリリース17に対応すべく、同社のシグナルアナライザー「R&S FSW」とベクトル信号発生器「R&S SMW200A」のソフトウェアオプションをアップグレードした。
ローデ・シュワルツは2022年8月、5G(第5世代移動通信) NRリリース17に対応すべく、同社のシグナルアナライザー「R&S FSW」とベクトル信号発生器「R&S SMW200A」のソフトウェアオプションをアップグレードしたと発表した。5G対応オプションは、既に購入できる。
ベクトル信号発生器「R&S SMW200A」およびシグナルアナライザー「R&S FSW」 出所:ローデ・シュワルツ
同社は、R&S FSWに新たに採用したフロントエンドモジュールにおいて、シグナルテストのための仕様を具体化した。これによりR&S FSWは、5G NR FR2やIEEE 802.11ay/ad用チップセット、ユーザーデバイス、アンプ、基地局といった通信コンポーネントやシステムの評価に最適なアナライザーとなった。
新たな67GHz周波数オプションを備え、オーバーモードにおいて最大72GHzに対応できる。5G周波数帯に用いられる全ての高周波数域のほか、60GHzのWiGig帯や衛星間通信リンクもサポートする。また、この周波数オプションにも、従来の変調品質や周波数応答、位相雑音性能に関する4つのハードウェアベースのレベルを適用できる。
なお、シグナルスペクトラムアナライザー「R&S FSVA3000」およびベクトル信号発生器「R&S SMM100A」も5G NRリリース17に対応可能となっている。
- 最大1360V、1000Aのテストが可能なパワーデバイスアナライザー
キーサイト・テクノロジーは、パワーデバイスアナライザー「PD1550A」を発表した。最大1360Vおよび1000Aのパワーモジュールをテストできる。
- 112Gビット/秒準拠検証用テストソリューション
キーサイト・テクノロジーは、高速デジタル800Gテストソリューションの1つとして、112Gビット/秒の接続速度をサポートする送信機と受信機のテストに適した「コンフォーマンステストソリューション」を発表した。
- PCIe5.0 対応EDSFFインターポーザー
テレダイン・レクロイは、PCIExpress 5.0に対応した、プロトコルアナライザー向けEDSFFインターポーザーを発売した。EDSFFタイプのSSDおよびデバイスに対応している。
- 小型ベクトルネットワークアナライザー
ローデ・シュワルツ・ジャパンは、最大26.5GHzに対応可能な小型ベクトルネットワークアナライザー「R&S ZNH」を発売した。ケーブルおよびアンテナ解析機能、2ポートのSパラメーター測定機能を標準で搭載している。
- UWBデバイスの位置特定向け試験ソリューション
ローデ・シュワルツは、同社の無線機テスター「R&S CMP200」とColby Instrumentsのディレイライン「XT-200」を組み合わせ、UWBデバイスの移動方向や信号到達角などを算出するための試験ソリューションを発表した。
- インターコネクト試験/検証に対応するアナライザー
テレダイン・ジャパンは、4ポートの高速インターコネクトアナライザー「WavePulser 40iX」を発表した。PCI Express、HDMI、USB、SAS、SATAなどの高速シリアルプロトコル用の相互接続検証やケーブルの特性評価/解析を1台で提供する。
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