STマイクロエレクトロニクスは、RS-485トランシーバー「ST4E1240」を発表した。40Mビット/秒(bps)の速度、PROFIBUSフィールドバス規格に準拠の出力、過渡保護、ホットスワップ保護を備える。
STマイクロエレクトロニクスは2024年3月、RS-485トランシーバー「ST4E1240」を発表した。既に量産を開始しており、単価は1000個購入時に約0.81米ドル(約125円)。
最大40Mビット/秒のデータレートで動作し、フィールドバス規格PROFIBUSに準拠する。5V供給時に、2.1V超の出力電圧差を保証する。全てのTIA/EIA-485(RS-485)規格に適合し、RS-485規格を上回るデータ速度をサポートする。
内蔵の保護機能は、最大±12kVの接触放電までIEC 61000-4-2に適合。IEC 61000-4-4に適合した最大±4kVのクラスA高速過渡保護機能によって、データの完全性とバスの安定性を保証する。
ホットスワップ回路は、最大100pFの寄生容量を放電できる。フェイルセーフ機能や250mA短絡保護、サーマルシャットダウンなども備える。外部イネーブルピンで制御するシャットダウンモードも搭載し、静止電流を3.5μA未満に削減する。パッケージは、4.90×3.91mmのSO-8パッケージを採用した。
主な用途として、PLC(プログラマブルロジックコントローラ)やロボットなどのFA機器、通信インフラ、光ネットワークデバイスなどのデータ収集システム、バックプレーンバスなどの先進アプリケーションなどを見込む。
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