ユーブロックスは、グローバル接続を強化した、LTE Cat 1bis向け通信モジュール「LEXI-R10 Global」と「SARA-R10」シリーズを発表した。屋内位置測位機能と米国MNO認定コアを搭載する。
ユーブロックスは2024年6月、LTE Cat 1bis向け通信モジュール「LEXI-R10 Global」「SARA-R10」シリーズを発表した。両シリーズの初回サンプルは、同年第3四半期(7〜9月期)までに提供が開始される予定だ。
LEXI-R10 Globalは、屋内測位機能と米国MNO認定コアを搭載した、16×16mmの超小型シングルモードLTE Cat 1bisモジュールだ。人やペットを追跡する機器、ウェアラブル機器など、サイズに制約があるIoT(モノのインターネット)アプリケーションに適している。
SARA-R10は、LEXI-R10 Globalと同じ機能を、u-blox SARAフォームファクターに搭載した。SARA-R10シリーズにより、2G、3G対応のu-blox SARAモジュールを用いて設計している開発者は、4G LTEへと容易にアップグレードできる。
両シリーズには、eSIMを組み込むためのオプションを用意している。また、モジュールに統合型Wi-Fiスニファーを搭載していて、Wi-Fiやセルラーネットワークを使用するu-blox CellLocateサービス経由で、屋内ローカライゼーションが可能だ。
シリーズのうち「SARA-R10M10」は、通信と追跡を同時に実行可能な全地球測位システム(GNSS)を搭載している。接続性に優れ、屋内外の測位が必要な用途に適したソリューションで、同社の従来製品であるLTE Cat 1bisコンボ「LENA-R8M10」より50%小型化している。
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