都市部対応デュアルバンドGNSSモジュール:ユーブロックス u-blox NEO-F10N
ユーブロックスは、都市部でメートル級の測位精度を発揮できる、デュアルバンドGNSSモジュール「u-blox NEO-F10N」を発表した。L1バンド、L5バンドの双方を使用可能で、精度が向上した。
ユーブロックスは2023年9月、都市部でメートル級の測位精度を発揮できる、デュアルバンドGNSSモジュール「u-blox NEO-F10N」を発表した。
デュアルバンドGNSSモジュール「u-blox NEO-F10N」 出所:ユーブロックス
同製品は、同社のデュアルバンドGNSS技術「u-blox F10」を採用。NavICなど複数の衛星群のL1バンドおよびL5バンドに対応していて、L1バンドのみを使用した場合と比べて精度が大きく向上した。
L1バンドのみを使用した場合は、車両が走行している道路の特定にとどまる。一方で、L1バンドとL5バンド双方を用いた場合は、道路のどちら側を走行しているかを特定することも可能となる。
ファームウェアはアップグレードに対応していて、詳細な構成も可能。また、同社の旧世代品「u-blox NEO-M8」「u-blox NEO-M9」からも容易に置き換えられる。
なお同社は、F10デュアルバンドに対応した「ANN-MB5L1」「ANN-MB5L5」アンテナも併せて発表した。
- セルラーIoT対応2Gフォールバック機能内蔵モジュール
ユーブロックスは、LTE-MおよびNB-IoT帯域に対応した2G(第2世代移動通信)フォールバック機能内蔵モジュール「u-blox LEXI-R4」を発表した。16×16mmサイズで、同社前世代品からフットプリントが40%縮小している。
- AEC-Q104準拠、車載向けGNSS測位モジュール
ユーブロックスは、車載用途向けのGNSS測位モジュール「u-blox ZED-F9L」を発表した。最大動作温度は105℃で、「NavIC」など6種の衛星群を同時に利用できる。測位精度は、サブメートル級となっている。
- スタンドアロンWi-Fiモジュール、ユーブロックス
ユーブロックスは、スタンドアロンWi-Fiモジュール「u-blox IRIS-W1」を発表した。デュアルバンドWi-Fi 6やBluetooth LE5.3、Thread、Matterに対応する。
- 最小のBluetooth AoAアンテナボード
ユーブロックスは、Bluetooth AoAアンテナボード「ANT B11」を発表した。アプリケーションボードと組み合わせることで、屋内測位用のAoAのアンカーポイントとして機能する。
- Wi-Fi、BLEデュアルバンドモジュール
ユーブロックスは、Wi-FiとBluetooth LEのデュアルバンドモジュール「NORA-W3」シリーズを発表した。2つの小型マイクロコントローラーを搭載し、モジュール上で完全な通信ファームウェアを動作可能にする。
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