ユーブロックスは、Bluetooth LEモジュールのポートフォリオに「ALMA-B1」「NORA-B2」の2種を加した。ノルディックセミコンダクターのSoC「nRF54」シリーズを搭載している。
ユーブロックスは2024年4月、Bluetooth LEモジュールのポートフォリオに「ALMA-B1」「NORA-B2」の2種を追加したと発表した。サンプル出荷は同年7〜9月を予定している。
両製品は、ノルディックセミコンダクターのSoC(System on Chip)「nRF54」シリーズを搭載。Bluetooth LE 5.4、Thread、Matter技術をサポートする。
ALMA-B1はハイエンドワイヤレスMCUで、従来のBluetooth LEモジュールの2倍以上の処理能力を持ち、小型ソリューションにおいて汎用MCUの代わりになる。NORA-B2は、複雑度の比較的低いアプリケーション向けの超低消費電力で、従来のBluetooth LEモジュールと比較して消費電流を最大で50%削減。電力効率は資産追跡タグに適している。モジュールサイズは、10×11mmまたは10×14mmとなっている。
両製品は、エッジコンピューティングやML(機械学習)に必要な処理能力を、追加のコンポーネントなしでIoT(モノのインターネット)デバイスに提供する。PSA Certifiedレベル3に準拠した設計で、セキュアブート、セキュアストレージなどの機能に加え、物理的改ざん検知やサイドチャネル攻撃からの保護といった次世代のセキュリティ機能を備えている。
両製品は、産業オートメーション、医療、スマートホームなどのIoTアプリケーション向けに設計されていて、アンテナピンまたは内蔵PCBアンテナのアンテナオプションから選択できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.