ISO 26262準拠、ADAS/自動運転向け測位ソリューション:ユーブロックス u-safe
ユーブロックスは、機能安全規格「ISO 26262」に準拠した測位ソリューション「u-safe」を発表した。第9世代となる、同社のGNSSテクノロジープラットフォームを採用している。
ユーブロックスは2023年10月、自律走行向けの測位ソリューション「u-safe」を発表した。自動運転やADAS(先進運転支援システム)向けに設計されていて、SOTIF準拠の機能安全性を備える。
エンドツーエンド測位ソリューション「u-safe」 出所:ユーブロックス
u-safeは、機能安全規格「ISO 26262」に準拠し、ASIL-BのGNSS(衛星測位システム)ローカライゼーションを保証する。ASIL Bチップセット「A9」やモジュール、測位サービス「PointSafe」などを備えた同社の第9世代GNSSテクノロジープラットフォームを採用している。
SAEレベル5までのADASに取り組むユーザー向けに包括的な測位ソリューションを提供することで、自動車サプライチェーンの簡素化を支援する。特に、高い信頼性や機能安全性が要求されるADASレベル3以上での用途に適する。
- 都市部対応デュアルバンドGNSSモジュール
ユーブロックスは、都市部でメートル級の測位精度を発揮できる、デュアルバンドGNSSモジュール「u-blox NEO-F10N」を発表した。L1バンド、L5バンドの双方を使用可能で、精度が向上した。
- セルラーIoT対応2Gフォールバック機能内蔵モジュール
ユーブロックスは、LTE-MおよびNB-IoT帯域に対応した2G(第2世代移動通信)フォールバック機能内蔵モジュール「u-blox LEXI-R4」を発表した。16×16mmサイズで、同社前世代品からフットプリントが40%縮小している。
- AEC-Q104準拠、車載向けGNSS測位モジュール
ユーブロックスは、車載用途向けのGNSS測位モジュール「u-blox ZED-F9L」を発表した。最大動作温度は105℃で、「NavIC」など6種の衛星群を同時に利用できる。測位精度は、サブメートル級となっている。
- スタンドアロンWi-Fiモジュール、ユーブロックス
ユーブロックスは、スタンドアロンWi-Fiモジュール「u-blox IRIS-W1」を発表した。デュアルバンドWi-Fi 6やBluetooth LE5.3、Thread、Matterに対応する。
- 最小のBluetooth AoAアンテナボード
ユーブロックスは、Bluetooth AoAアンテナボード「ANT B11」を発表した。アプリケーションボードと組み合わせることで、屋内測位用のAoAのアンカーポイントとして機能する。
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