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エッジAI対応の高精度レーダーセンサーなど車載向け4種日本TI AWRL6844、AM2754-Q1、AM62D-Q1、TAS6754-Q1

テキサス・インスツルメンツは、車載向け製品として、エッジAI対応のレーダーセンサー「AWRL6844」とマイクロコントローラー「AM2754-Q1」、オーディオプロセッサ「AM62D-Q1」、オーディオアンプ「TAS6754-Q1」を発表した。

» 2025年03月05日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 テキサス・インスツルメンツは2025年1月、車載向け製品として、エッジAI対応のレーダーセンサー「AWRL6844」とマイクロコントローラー「AM2754-Q1」、オーディオプロセッサ「AM62D-Q1」、オーディオアンプ「TAS6754-Q1」を発表した。

製品用途イメージ 出所:テキサス・インスツルメンツ

 60GHzミリ波レーダーセンサーのAWRL6844は、トランスミッターとレシーバーを4個ずつ搭載し、高解像度のセンシングデータを提供する。運転中、98%の精度で占有検出と位置特定を実施し、シートベルト警告を有効にできる。駐車時は、ニューラルネットワークを用いて90%以上の分類精度でわずかな動きを検出する。また、インテリジェントスキャンによって、自動車の振動などによる誤った侵入者検知アラートを低減できる。

オーディオDSPコアを採用

 AM2754-Q1とAM62D-Q1は、同社のオーディオDSPコア「C7x」を搭載。C7xは、他のオーディオDSPの4倍以上の処理性能を有する。これによって、単一コア内で複数の機能を管理できる。両製品を採用することで、空間オーディオや高度な車載ネットワークなどの機能を使用し、車内で没入型のオーディオ環境を提供可能になる。

 オーディオアンプのTAS6754-Q1と単一インダクターを使用した1L技術を組み合わせることで、既存のClass-Dアンプよりインダクター数を半減できる。リアルタイム負荷診断機能を内蔵していて、音質を維持したまま設計を簡素化できる。

 4製品とも、同社のWebサイトで注文可能。それぞれのデバイスに対応した評価基板も提供する。

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