アルプスアルパインは、タッチパネルやタッチパッドなどの多電極用途向け静電容量検出IC「HSLCMB003A」を発表した。同社従来品と比べて、電極数が16ポートから64ポートに増加している。
アルプスアルパインは2025年12月、タッチパネルやタッチパッドなどの多電極用途向け静電容量検出IC「HSLCMB003A」を発表した。すでに同社のモジュール製品で用いられていて、累計約440万個の使用実績(2018〜2024年度)があるという。
同製品は、2023年に外販を開始した静電容量検出IC「HSLCMB001A/002A」と比べて、センサー電極数が16ポートから64ポートへ増加。電源電圧は4.75〜5.5Vで、−40〜+105℃の温度範囲で動作し、車載用IC信頼性規格「AEC-Q100 grade2」に準拠した。
パッケージは14×14×1.6mmのQFP100ピンを採用。6×6×0.9mmのQFN48ピンを採用したHSLCMB001A/002Aと比べて、多電極用途向けにパッケージサイズが拡大し、ピン数も増加している。待機電流は530μA(typ.)。インタフェースはSPIに対応した。
同社は、自社製品の内製用に設計、開発してきたICを外販する事業を開始している。2023年には第1弾として静電容量検出IC、2024年10月には電流リップル検出ICの外販を開始。今回発売したHSLCMB003Aは、その第3弾だ。
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