STマイクロエレクトロニクスは、車載電源モジュール向けのガルバニック絶縁型4Aゲートドライバー「STGAP2SA」「STGAP2HSA」を発表した。応答時間60ナノ秒の高速動作が可能となっている。
STマイクロエレクトロニクスは2026年3月、車載電源モジュール向けのガルバニック絶縁型4Aゲートドライバー「STGAP2SA」「STGAP2HSA」を発表した。すでに量産を開始していて、1000個購入時の単価は約1.55米ドル(約230円)だ。
両製品は、最大1200Vの高電圧レールで動作するIGBTおよびシリコン(Si)パワーMOSFET向けになる。応答時間60ナノ秒の高速動作が可能で、低ばらつき特性も備えた。高速スイッチングによって電力密度と効率の向上に寄与する。
最大26Vの駆動電圧で4Aのシンク、ソース電流に対応。ユニポーラ駆動とバイポーラ駆動の双方に対応可能で、従来型自動車、ハイブリッド車(HEV)、電気自動車(EV)など幅広い車載アプリケーションに利用できる。
保護機能として、低電圧ロックアウト(UVLO)を搭載。電源投入時および遮断時に出力を安全状態に保持する機能を備えた。寄生インダクタンスによる誤動作を抑えるミラークランプも採用している。
さらに、温度が最大安全温度を超えると動作を停止するサーマルシャットダウン機能を備えた。温度低下後に自動復帰する。低電圧側との通信が途絶えた場合でも出力を安全状態に保つウォッチドッグ機能も搭載した。
STGAP2SAはSO-8パッケージを採用。過渡絶縁電圧およびサージ絶縁電圧は4800Vだ。STGAP2HSAは、8mmの沿面距離と空間距離を備えたSO-8Wパッケージを採用した。IEC 60747-17の基本絶縁規格に準拠し、6000Vのサージ絶縁電圧に対応する。ともにUL 1577の絶縁定格に準拠した。
同社は、DC-DCコンバーターやファン、ポンプ、ヒーター、電動コンプレッサー、オンボードチャージャーなどを用途に想定している。産業用途として壁設置型や台座設置型のDC充電システム、インバーター、モータドライバーなどにも適用できるという。
評価ボードとして、STGAP2SAを搭載した「EVALSTGAP2SAC」、STGAP2HSAを搭載した「EVALSTGAP2HSAC」も提供する。
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