富士通セミコンダクターは、自動車のECU(電子制御ユニット)における多様な要求に対応するべく、16ビットマイコン「MB96600シリーズ」と32 ビットマイコン「MB91520シリーズ」の製品として計113品種を発表した。MB96600シリーズとしては、48〜144端子のパッケージと32K バイト〜384Kバイトのフラッシュメモリーを組み合わせた計53品種、MB91520シリーズとしては、64〜176端子のパッケージと256Kバイト〜1Mバイトのフラッシュメモリーを組み合わせた計60品種をそろえている。サンプル価格の一例はMB96600シリーズが500円、MB91520シリーズが800円。サンプル出荷の時期は品種によって異なる。
今回発表した2シリーズは、同社の従来品に比べて25%以上の低消費電力化が実現されている。また、MB91520シリーズは、センサーなどの外付け部品を柔軟に接続できるよう、I2C、SPI(Serial Peripheral Interface)、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)、LIN(Local Interconnect Network)からの選択が可能なインターフェースを12チャンネル搭載している(100端子以上の品種)。そのほか、メモリーのエラー検知訂正機能、バスエラー検知機能、ポート入出力の保護機能などを標準で装備している。
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