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0.1mΩのシャント抵抗を±0.16%の確度で測定する抵抗計

» 2011年10月03日 00時00分 公開
[EDN Japan]

 日置電機は2011年9月、シャント抵抗など直流抵抗の測定や検査を行う抵抗計「RM3543/RM3543-01」を発表した。RM3543-01は、GPIB(General Purpose Interface Bus)を備えている。RM3543/RM3543-01は、「アベレージ機能」を使用することで、0.1mΩ±1%という低いシャント抵抗を、±0.16%の確度と0.01μΩの分解能で測定できる。なお、アベレージ機能とは、シャント抵抗を複数回測定し、その平均値を算出する機能である。測定スピードは高速/中速/低速の3種類のモードがある。一例として、10mΩレンジの抵抗を測定する場合、高速モードでは11ms、低速モードでは40ms(60Hz時)、10Ωレンジの場合、高速モードで1.6ms、低速モードで34ms(60Hz時)となっている。


 また、測定端子を測定対象物(被測定物)にしっかりと接触させるための機能をいくつか搭載している。例えば、「電圧モニタ機能」では、電流端子の接触抵抗の変動などが原因となって、測定中に検出電圧に大きな変動が生じたときの測定をエラーと判定する。この機能により、測定値の信頼性を高めることができるとしている。

 さらに、自動機に組み込んで使用することが想定されていることから、耐ノイズ性も高めている。具体的には、EMI(電磁気妨害)の国際標準規格であるIEC61326に適合する。

 外形寸法は幅260mm×高さ88mm×奥行き300mm。価格(税込み)は、RM3543が33万6000円で、RM3543-01が36万7500円となっている。年間販売目標台数は150台。

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