2012年はエレクトロニクス技術にどのような進展が訪れるのであろうか。米国EDN/EE Timesの編集部による、2011年の最新技術やトレンドを基にした2012年の展望を3回に分けて紹介する。第1回は、3人の編集者が選んだ省エネルギーに関するテーマを取り上げる。
2011年は今後も人々の記憶に残り続ける1年間になるだろう。経済の混乱や政治の混迷、大きな自然災害、そしてビン・ラディンの死など、さまざまなことが起きたからだ。
ただし、技術者にとってとりわけ印象深かったのは、次の2つの出来事ではないだろうか。一つはスペースシャトルプログラムの終了、そしてもう一つはスティーブ・ジョブズ氏の死去だ。後世に影響を及ぼし続ける革新と変化。時代情勢に左右されず技術の創造者たらんとする技術者の確固たる信念。両者はそれらの触媒となる存在だった。
米国EDN/EE Times編集部は、これらの先導者に対する敬意をこめつつ、技術者たちが創出し発展させてきた最新のエレクトロニクス技術と2011年のトレンドを振り返って2012年を展望したい。今回は、省エネルギー関連の技術について、3人の編集者が選んだテーマによる解説をお送りする。
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省エネルギー技術の導入は一進一退(Margery Conner:Technical Editor, EDN)
胎動する“超”省電力無線(Janine Love:Editor, EE Times' RF/Microwave Designline)
LEDを輝かせるドライバICの重要性(Bill Schweber:Editor, EE Times' Planet Analog)
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