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3〜18AのDC-DCコンIC群、FET内蔵ながらWLP封止で最小1.5mm角と小さいMaxim MAX15058

出力電流の容量と外形寸法が異なる4品種を用意しており、出力容量が最小の3A品が1.5×1.5mm、最大の18A品が2.10×3.56mmである。いずれの品種も、パワーMOSFETを内蔵している。「業界最小だ」(Maxim)と主張する。

» 2012年03月27日 09時56分 公開
[EDN Japan]

 Maxim Integrated Productsは2012年3月、ウェハレベルパッケージ(WLP)を採用し、外形寸法を「業界最小」(同社)に抑えた降圧型DC-DCコンバータIC群を発売した。スイッチング素子(パワーMOSFET)を内蔵する。出力電流と外形寸法が異なる4品種を用意した。具体的には、出力電流が最大3Aで1.5×1.5mmの9端子WLP封止品「MAX15058」と、8Aで2.5×2.0mmの20端子品「MAX15108」、12Aで2.1×3.05mmの24端子品「MAX15112」、18Aで2.10×3.56mmの28端子品「MAX15118」である。いずれも既に生産中で、米国における1万個購入時の参考単価は1.76米ドルから。

MAX15118 18A品「MAX15118」を使った電源回路の構成例(クリックで画像を拡大) 出典:Maxim Integrated Products

 電流モードの同期整流方式を採用したDC-DCコンバータである。固定周波数のパルス幅変調(PWM)で動作し、変換効率は3A品と12A品、18A品がいずれも最大負荷時に最大94%、8A品が同95%。用途としては、通信/ネットワーク機器やサーバ装置などを想定する。軽負荷時の変換効率を高めるパルススキップモードも備えており、ノートPCや単一セルの二次電池で駆動する機器などにも使えるという。

 4品種ともに、入力電圧範囲は2.7〜5.5V。出力電圧の精度については、負荷およびライン、温度の全範囲において±1%を保証した。動作温度範囲は−40〜+85℃である。

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