シャープがコンパクトデジタルカメラ向けに発売した新型CCDイメージセンサーは、光学サイズが1/2.3インチで画素数が2000万画素と多い。この用途に向けた同サイズのCCDとしては、「業界最高の画素数だ」と同社は主張している。
シャープは2012年4月、光学サイズが1/2.3インチで画素数が2000万画素と多いCCDイメージセンサー「RJ23G3BA0LT」を発売した。コンパクトデジタルカメラ向けで、同光学サイズのCCDとしては「業界最高の画素数だ」(同社)と主張する。画素セルを1.20μm角と同社従来の16000万画素品の1.34μm角から約20%小型化し、セル密度を高めることで高画素化を実現した。
インターライン転送方式のCCDイメージセンサーである。感度については、画素セルを小型化しながらも従来品と同等の標準105mVを確保した。同社独自の集光技術を適用し、取り込む光量を増大させたとしている。スミアは標準−86dB、飽和出力は最小400mV。720p、30フレーム/秒のハイビジョン動画出力に対応した。
2012年4月26日にサンプル出荷を始める。サンプル価格は2300円(税込)。量産については、同年8月に開始する予定。月産20万個を見込む。
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