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ミドルクラスの価格帯で最大155lmの光量を達成したLEDソウル半導体 Acrich MJT3030

ソウル半導体は、LEDランプ向けのLEDパッケージ「Acrich MJT3030」の量産を始めた。ミドルクラスのパワーLEDの価格で、輝度が最大155ルーメンと、ハイパワーLEDに相当する光量を得ることができるという。

» 2014年10月15日 14時15分 公開
[EDN Japan]

 ソウル半導体は2014年10月、LEDランプ向けのLEDパッケージ「Acrich MJT3030」の量産を始めた。ミドルクラスのパワーLEDの価格で、輝度が最大155ルーメンと、ハイパワーLEDに相当する光量を得ることができるという。

 Acrich MJT3030は、素子集積化技術(MJT:Multi-Junction Technology)を適用したチップを採用している。順方向電圧が22.5V、定格電流が40mAで平均103ルーメンの明るさを得ることができる。60mAの最大電流で駆動した場合、最大155ルーメンの輝度を達成できるという。また、LEDパッケージの光束低下を検証する方法であるLM80で、6000時間の信頼性試験をクリアしているという。パッケージの外形寸法は3.0×3.0mmの業界標準サイズを採用した。

量産を始めたLEDランプ向けのLEDパッケージ「Acrich MJT3030」の外観

 Acrich MJT3030は、直流および交流電源のいずれでも駆動することができる。交流電源を用いる場合は、AC-DCコンバータの代わりにAcrich ICを用いる。Acrich ICと組み合わせたLEDモジュールは、力率が最大0.97と高い。小型・薄型化を実現しているため、デザイン性に優れた照明器具を設計することができる。直流電源で駆動する場合、部品の点数を節減することができ、電源ユニットのコストを半分以下にすることも可能となる。

 Acrich MJTシリーズの供給形態としては、Acrich MJTパッケージのみでの販売はもとより、MJTパッケージとAcrich ICのキット販売、MJTパッケージとAcrich ICを基板に実装したAcrichモジュールの販売、などが用意されている。さらに、2014年末までにはスマート照明モジュールも量産を開始する予定だ。

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