ビシェイ・インターテクノロジーは、粉末状の鉄芯を特長とし、5.8Aまでの高飽和電流に対応する薄型大電流インダクタ「IHHPシリーズ」を発表した。DCRは15mΩで、インダクタンス範囲は最大で10μH(IHHP-0806AB-01)となる。
ビシェイ・インターテクノロジーは2015年6月、5.8Aまでの高飽和電流に対応する薄型大電流インダクタ「IHHPシリーズ」を発表した。コンピュータ、コンシューマー、テレコム用途に対応し、コストとボードスペースを削減できるという。
IHHPシリーズは、粉末状金属の鉄芯を特長とする小型のインダクタで、ラインアップは「IHHP-0806AZ-01」「IHHP-0806AB-01」「IHHP-1008AZ-01」「IHHP-1008AB-01」の4種となる。DCRは15mΩで、インダクタンス値は最大で10μH(IHHP-0806AB-01)を可能にした。熱定格電流は最大5.3A(IHHP-0806AZ-01)、動作温度範囲は−55〜125℃となっている。
磁性合金のため、ノイズレベルが低く、周辺の部品と干渉しない磁気シールドを提供できる。ケースは、IHHP-0806AZ-01/IHHP-0806AB-01が2.0×1.6mmの0806、IHHP-1008AZ-01/IHHP-1008AB-01が2.5×2.0mmの1008で、高さは1.0mmと1.2mmとなる。
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