図2で“ココライト”の基板は中央に穴が開いた形状だ。これは100円ショップで販売されているランチャーライトのスイッチに基板を並列に接続するために特殊な形になった。中央の白い丸の下に四角の電子部品が見えるがこれはフォトトランジスタだ。この基板をライトに実装した写真を図3に示す。
中央の白く丸い部品はランチャーライトのスイッチだ。基板はスイッチ部分を丸くくり抜いて実装してある。また基板全体に透明なカバーを付け、水滴の浸入を防止した。中央のスイッチを押すともちろんライトは明るく点灯する。基板の回路図を図4に示す。
図4ではライト本体の回路図は記載していない。ランチャーライトは、4.5Vの電池にLEDとスイッチが直列に接続されていて、図4の基板の両端をライトのスイッチと並列に接続した。
動作は簡単で周囲が明るいときはPTがオンしてC1が充電されないのでQ1はオフしライトは消灯する。周囲が暗くなるとPTがオフしC1が充電されてシリアルオシレータが発振する。C1はQ1とQ2を通して放電するが、抵抗がないので放電時間が短い。ライトは数秒に1回瞬灯する。負荷が重いライトでも動作可能だ。
この回路のポイントは直列に接続された抵抗R0の値だ。この値で瞬灯するライトの電流を決めているが、なんと27KΩの値でありLEDに流れる電流は0.1mA程度になる。この小さな電流でLEDの光が見えるのだろうか? この確認の意味もあって最初に動画を紹介した。これでも夜にはかなり明るく見えることが分かるだろう。
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