50dpiの解像度を実現した磁気センサーモジュール:セイコーNPC
セイコーNPCは、50dpiの高解像度で、非接触でも高感度な磁気ラインセンサーモジュールを新たに開発した。微細な磁気インクパターンや磁場の変化を高解像度で非接触センシングできるという。
セイコーNPCは2015年11月、50dpiの高解像度で、非接触でも高感度な磁気ラインセンサーモジュール(検出幅77mm)を新たに開発した。磁気インクの検出、金属の非破壊検査、電流検出などの幅広い用途に使用できるという。
従来センサーとの比較
磁気ラインセンサーモジュール
同モジュールは、高感度ナノグラニュラーTMR型磁気センサー素子を50dpi(Dots Per Inch)間隔でライン状に配置しているため、これまでセンシングが難しかった微細な磁気インクパターンや磁場の変化も、高解像度で非接触センシング可能である。
また、磁気センサー素子に加え、均一な磁場特性をもったバイアス磁石と高い増幅率の変換アンプICを内蔵。外付けのバイアス磁石と外部変換回路が不要になった。
サイズは83.5×11mmで、電源電圧は5V。量産出荷は、2016年度の予定という。
- 「世界最小クラス」2.0×1.9mmの高度気圧センサー
ミツミ電機は、高度気圧センサー「MMR933XA」を2016年より量産開始する。パッケージサイズは2.0×1.9mmと小型で「世界最小クラス」(同社)とし、搭載する機器の実装体積を低減する。
- 36dBのノイズ耐性を持つ静電容量式センシングIC
日本テキサス・インスツルメンツは、環境ノイズに対して高い耐性を備えた、静電容量式センシングIC「FDC2214」ファミリを発表した。従来の静電容量式センシングソリューションに比べ、ノイズ存在下で60倍の性能を発揮する。
- 300Aの大電流にも対応可能なクランプ型交流電流センサー
TDKは2015年5月、家庭や工場のエネルギー管理システム用に、クランプ型の交流電流センサー「CCTシリーズ」の新製品を発表した。大電流に対応できる300A対応品と、80A対応品がある。フェライト材料を開発することで、300Aに対応しつつ小型のサイズに抑えることができた。
- 上部と下部で接触するリード線のないNTCサーミスタダイ
ビシェイ・インターテクノロジーは、IGBTと同じ実装オプションを提供し、上部と下部で接触するリード線のないNTCサーミスタダイを発表した。熱的衝撃に強く、1000サイクル後のドリフトは3%未満に抑えた。
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