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「光ID」送信機能を内蔵した業務用ディスプレイパナソニック TH-55SF1HJ 他2種

パナソニックは、同社独自の「光ID」送信機能を内蔵した、業務用ディスプレイ「TH-55SF1HJ」「TH-49SF1HJ」「TH-42SF1HJ」を発表した。

» 2016年05月17日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 パナソニックは2016年4月、可視光通信技術を発展させた独自の「光ID」送信機能を内蔵した業務用ディスプレイを発売すると発表した。ラインアップは、55V型の「TH-55SF1HJ」、49V型の「TH-49SF1HJ」、42V型の「TH-42SF1HJ」の3種で、同年5月から販売を開始している。

 新製品は、同社が開発した高速バックライト制御技術により、ディスプレイから光IDの送信を可能にしている。光ID対応のセットトップボックス(STB)などからコンテンツと光IDをディスプレイへ配信すると、スマートフォンなどの機器でディスプレイから送信される光IDを受信。ディスプレイで表示するコンテンツと併せて、さまざまな情報をスマートフォンなどで表示できるという。

光ID送信機能内蔵液晶ディスプレイ

光ID送信対応のUSBメディアプレーヤー機能

 光ID送信に対応したUSBメディアプレーヤー機能も内蔵。ディスプレイ本体に、静止画や動画と光IDを保存したUSBメモリを挿入すれば、コンテンツの再生と光ID送信ができる。STBなどの外部接続機器を必要なく、容易にサイネージシステムを構築できる。

 3製品とも、LANケーブル1本で最長150mの場所から映像や音声を伝送するデジタルリンクに対応している。クローニング機能により、USBメモリを利用し、その他のディスプレイにマスターディスプレイの設定情報をコピーできる。また、複数台監視制御ソフトウェアを利用すれば、PC1台で、LANを経由して最大2048台の機材の監視/制御が可能。同ソフトウェアは、USBメモリへのコンテンツや光IDの保存も簡単に操作でき、ネットワーク経由でUSBメモリ内のコンテンツ書き換えにも対応するという。

システム概要図

 解像度はH1920×V1080画素で、輝度は700cd/m3。ベゼル幅は6.3mmで、視認性も高めた。価格はオープンとなっている。

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