京セラコネクタプロダクツは、極間隔0.35mmピッチ、嵌合高さ0.6mmの基板対基板用コネクター「5861」シリーズを発表した。両端の金具は定格電流5A/金具で、大電流通電を可能にした。
京セラコネクタプロダクツは2016年7月、極間隔0.35mmピッチ、嵌合高さ0.6mmの基板対基板用コネクター「5861」シリーズを発表した。
5861シリーズは、嵌合高さ0.6mm、奥行き寸法1.95mmの省スペース型コネクターである。デバイスの小型化、薄型化、高密度実装化に対応できる。両端を金具で覆うことで強度低下を補強し、嵌合時の位置ずれによる破損を防止する。両端の金具の定格電流は5A/金具で、大電流通電を可能とし、電源コンタクトとしても使用できるという。
接点部は2点接点による独自の挟み込み接点形状を採用し、振動や落下衝撃などに強い構造となっている。プラグコンタクトの形状は、集中荷重を上げて異物を排除する機構にして信頼性を高めた。対応予定極数は6〜60極、使用温度範囲は−55℃〜85℃である。
自動実装に対応し、1リール1万5000個のエンボステープ入りで提供される。サンプル価格は、40極で1セット当たり100円となっている。
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