920MHz帯でGPS情報を送信するロケーション端末 : 富士通コンポーネント FWM8SGZシリーズ
富士通コンポーネントは、920MHz帯特定小電力無線を利用してGPS位置情報を送信するロケーション端末「FWM8SGZ」シリーズを発表した。用途に応じたタイミングで位置情報を送信できる。
FWM8SGZシリーズの実装例
富士通コンポーネントは2016年9月、920MHz帯特定小電力無線を利用してGPS位置情報を長距離送信するロケーション端末「FWM8SGZ」シリーズを発表した。GPS機能、加速度センサー、タイマーなどを内蔵し、用途に応じて位置情報を送信できる。現在、サンプルを供給中で、受注開始は同年10月からとなる。価格はオープンだ。
位置情報を管理統括する親機側には、FWM8SGZシリーズとの通信を確立するため、特定小電力無線モジュールの搭載が必要だが、これにより親機1台で複数のロケーション端末との通信が可能になる。多くの人・物の位置確認、作業・配送車両や家畜の管理など、広範囲で多くの対象を把握する業務に適しているという。無線規格は、特定小電力無線ARIB STD-T108に準拠し、免許は不要である。
データ送信のタイミングには4つのモードがある。10〜500秒の範囲で設定したタイミングで、一定時間ごとに送信する「定期送信モード」、動きの少ない対象物に対し内蔵加速度センサーが動きを感知すると送信する「加速度センサー同期モード」、ロケーション端末側から随意で送信する「強制送信モード」、親機からのリクエストに応じロケーション端末側から送信する「リクエストモード」となっている。
最大150Mビット/秒の車載向けLTE Cat 4モジュール
Telit Wireless Solutionsは、「LTE Cat 4」に準拠した車載モジュール「LE920A4」を発売した。車両緊急通報システム「eCall」「ERA GLONASS」もサポートしている。
電池で10年以上駆動するLTE Cat 1モジュール
太陽誘電は2016年7月20日、ソフトバンクとAltair Semiconductorと、3GPPが定める規格「LTE Cat 1(カテゴリー1)」に準拠したLTEモジュールを開発したと発表した。最新の標準規格「Release 13」にも対応でき、電池駆動で10年以上稼働する低消費電力化を実現できるという。
従来比約4分の1と小型化したBLE SoCのWL-CSP版
Nordic Semiconductorは、シングルチップBluetooth low energy SoC「nRF52832」の小型WL-CSPパッケージ版を提供開始した。64MHz ARM Cortex-M4Fプロセッサを搭載している。
リリース13準拠したIoT用セルラー無線モジュール
ユーブロックスは2016年6月、3GPPの「リリース13」に準拠した、NB-IoT(Narrow Band IoT:狭帯域IoT)用セルラー無線モジュール「SARA-N2」を発表した。3つのRF帯域幅を同時にサポートし、世界のほとんどの地域を1個のモジュールでカバーできるという。
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