インフィニオンテクノロジーズは、低待機電力のデジタル処理LED照明用電源IC「XDPL8220」を製品化した。安定した出力を保証することで、新しいフリッカー規格に簡単に対応するという。
インフィニオンテクノロジーズは2016年9月、各種の設定が可能なデジタル処理(デジタルコア)のLED照明用電源IC「XDPL8220」を製品化した。現在、サンプル出荷中で、2017年1月より量産予定となっている。XDPL8220は、最新の2ステージ(PFC+flyback)アーキテクチャを持つ。主電源からの低周波変動を除去し、安定した出力を保証することで、簡単に新しいフリッカー規格に対応するという。
また、待機電力が70mW未満と低く、非アクティブモードでの消費電力を低減。電子制御機器が動作し続ける可能性を高める。デジタルコアに搭載された高度な制御アルゴリズムにより、同じ回路内において定電流、定電圧のモードに対応する照明を実現できる。
同社のLEDドライバは、包括的なパラメーターセットを提供し、動作上の制約を調整する。これにより、ターゲットアプリケーションへの適合が容易になる機能を統合しているため、外付け部品なしで機能の組み合わせを増やせるとした。
IoT機器の低消費電力化を実現するレギュレーター
DDRメモリ向け同期整流DC-DC降圧型コンバーター
家電製品の設計を簡素化するモータードライバー
最高動作温度150℃まで対応、800V耐圧サイリスタCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.