データセンター用の100Gリンクトレーニングツール:テクトロ DPO70000SX用ソフト
テクトロニクスは2016年10月、データセンター技術デバッグ用の100Gリンクトレーニングツールを発表した。同社のオシロスコープ「DPO70000SX」シリーズ向け拡張解析ソフトウェアとなる。
テクトロニクスは2016年10月、データセンター技術デバッグ用の100Gリンクトレーニングツールを発表した。独自の非同期タイムインターリーブ信号アクィジション技術を採用したオシロスコープ「DPO70000SX」シリーズ向け拡張解析ソフトウェアとなる。
同ツールは、トランシーバーを最適に設定するためのもので、100Gビット/秒(Gbps)リンクのネゴシエーションに関連したプロトコル、タイミング、物理層シグナリングを解析/表示する。リンクトレーニングに問題があった場合、そのプロセスを検証して問題をピンポイントで検出できる。これらの機能により、複雑な100Gデータセンターインターコネクトのデバッグを支援するという。
高速シリアル解析のイメージ
DPO70000SXシリーズと組み合わせることで、データセンター設計チームは、ハイスピードデータ伝送の容量と確度の向上が可能になる。また、同ツールには、オシロスコープ用プローブ「P7700」シリーズのDIMMメモリテストのサポートや、DDR4メモリ規格のLPDDR4/LPDDR4Xのためにアップデートした解析ソフトウェアも含まれている。
- SAS 4.0規格に対応するプロトコルアナライザー
テレダイン・レクロイ・ジャパンは、SAS 4.0規格に対応するプロトコルアナライザー「Sierra T244」を発表した。次世代スピードとなるデータ転送速度24Gビット/秒に対応できる。
- 110GHzまでのカバレージを提供するアナライザー
キーサイト・テクノロジーは2016年10月、最大解析帯域幅5GHzで110GHzまでの周波数カバレージを提供するシグナル・アナライザ「N9041B UXA X」シリーズを発表した。高度なフロントエンド回路を搭載し、表示平均雑音レベルを低下できる独自機能を備えているという。
- CXPI対応のシリアルトリガーとデコーディング
ローデ・シュワルツ・ジャパンは、車載LANであるCXPI対応のシリアルトリガーとデコーディング「R&S RTO-K76」と「R&S RTE-K76」を発売した。デジタルオシロスコープ「R&S RTO2000」と「R&S RTE」用のオプションで、プロトコルの詳細なデコードができるという。
- オシロスコープベースの「PSI5」解析機能を発売
横河メータ&インスツルメンツは2016年10月13日、ミックスドシグナルオシロスコープ「DLM2000/DLM4000シリーズ」向けに車載シリアル通信プロトコル「PSI5(Airbag V2.1)」の解析機能オプションを発売した。
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