110GHzまでのカバレージを提供するアナライザー:キーサイト・テクノロジー N9041B UXA X
キーサイト・テクノロジーは2016年10月、最大解析帯域幅5GHzで110GHzまでの周波数カバレージを提供するシグナル・アナライザ「N9041B UXA X」シリーズを発表した。高度なフロントエンド回路を搭載し、表示平均雑音レベルを低下できる独自機能を備えているという。
キーサイト・テクノロジーは2016年10月、最大解析帯域幅5GHzで110GHzまでのカバレージを提供するシグナルアナライザー「N9041B UXA X」シリーズを発表した。
N9041B UXAは、高度なフロントエンド回路を搭載している。低損失で効率的なミキシングや、ミリ波バンドで広帯域の変調信号を特性評価する際の表示平均雑音レベル(DANL)を−150dBm/Hzに低下できる同社の独自機能を備えているという。
「N9041B UXA X」シリーズ
N9041B UXAの開発では、同社のデザインとシミュレーション用のソフトウェアソリューションといったツールを用いることで、ミリ波回路のfirst-time-correct(初回時補正)デザインを可能にした。また、同社のミリ波測定ツールを使用して、デバイスのフル特性評価を実施。現在、これらのツールは、5G無線通信、ミリ波バックホール、衛星通信、車載用レーダー、軍事レーダー、電子戦システムの開発で使用されている。
- CXPI対応のシリアルトリガーとデコーディング
ローデ・シュワルツ・ジャパンは、車載LANであるCXPI対応のシリアルトリガーとデコーディング「R&S RTO-K76」と「R&S RTE-K76」を発売した。デジタルオシロスコープ「R&S RTO2000」と「R&S RTE」用のオプションで、プロトコルの詳細なデコードができるという。
- オシロスコープベースの「PSI5」解析機能を発売
横河メータ&インスツルメンツは2016年10月13日、ミックスドシグナルオシロスコープ「DLM2000/DLM4000シリーズ」向けに車載シリアル通信プロトコル「PSI5(Airbag V2.1)」の解析機能オプションを発売した。
- 量産試験に対応する省スペースSSDテストシステム
アドバンテストは2016年8月、高密度実装のモジュールを採用し、省スペース化したSSDテストシステム「MPT3000HVM」を発表した。同測数に応じてスケーラブルにシステム構成を選択でき、エンタープライズSSD、クライアントSSDの量産試験に使用できるという。
- 1GHz帯域幅に対応したベクトル信号トランシーバー
日本ナショナルインスツルメンツは、ベクトル信号トランシーバー(VST)の第2世代品「NI PXIe-5840」を発表した。難度の高いRF設計、テスト用に開発され、1GHzの帯域幅に対応する。
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