DOCSIS 3.1規格対応の単極双投吸収型RFスイッチ:IDT F2970
IDTは2016年12月、単極双投(SPDT)吸収型の75ΩRFスイッチ「F2970」を発表した。周波数範囲は5M〜3000MHzで、データ転送のための国際規格「DOCSIS 3.1」に対応した。
RFスイッチ「F2970」
IDTは2016年12月、単極双投(SPDT)吸収型の75ΩRFスイッチ「F2970」を発表した。周波数範囲は5M〜3000MHzで、データ転送のための国際規格「DOCSIS 3.1(Data Over Cable Service Interface Specification)」に対応している。
動作温度範囲は−40〜105℃となっており、1200MHz時の挿入損失は0.32dB、アイソレーションは68dBとなる。44dBmV出力の77および110チャンネルにより、−90dBcの複合三次歪と複合二次歪特性を備えた。
2.7〜3.6Vの供給電圧で動作し、3.3Vのロジックをサポート。パッケージには、4×4mmの20ピンQFNを採用した。1000個購入時の単価は93セント、評価ボードは125米ドル。同社では、ヘッドエンドからファイバーノード、分配増幅器まで、次世代のケーブルテレビ機器やブロードバンドアプリケーションでの用途を見込む。
- 動作電流を5μAに低減したアナログコンパレーター
STマイクロエレクトロニクスは2016年11月、デュアル/クアッド型の16V CMOSアナログコンパレーターを発表した。コンパレーター当たりの標準動作電流を5μAに低減しているという。
- 新しいMEMS技術を実用化したRFスイッチ
アナログ・デバイセズは2016年11月、新しいMEMSスイッチ技術を開発し、この技術に基づいて実用化したRF MEMSスイッチ「ADGM1304」「ADGM1004」を発表した。自動試験装置(ATE)や、その他の測定機器の精度と多様性を大幅に向上させるという。
- 300M〜6GHzの周波数に対応したゼロIFI/Q復調器
リニアテクノロジーは、動作周波数範囲300MHz〜6GHzのダイレクトコンバージョンI/Q復調器「LTC5586」を発売した。80dBmのOIP2と60dBcの側波帯抑制で、レシーバー性能を改善する。
- オン抵抗54mΩの60V パワーFemtoFETトランジスタ
日本テキサス・インスツルメンツは、60V動作のNチャネルパワーFemtoFETトランジスタを発表した。オン抵抗は54mΩで、従来のロードスイッチに比べ、システムの電力損失を90%削減できる。
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