STマイクロエレクトロニクスは2016年11月、デュアル/クアッド型の16V CMOSアナログコンパレーターを発表した。コンパレーター当たりの標準動作電流を5μAに低減しているという。
STマイクロエレクトロニクスは2016年11月、デュアル/クアッド型の16V CMOSアナログコンパレーター「TSX393」「TSX339」「TSX3702」「TSX3704」を発表した。同製品などは、コンパレーター当たりの標準動作電流を5μAに低減したほか、伝播遅延時間を改善し、4kVまでのESD(ElectroStatic Discharge)耐量を可能にした。
TSX393とTSX339は、2回路と4回路のコンパレーターを集積。オープンドレイン出力のため、OR回路やレベルシフト回路の設計を簡略化できる。デュアル型のTSX3702とクアッド型のTSX3704は、プッシュプル出力によりプルアップを不要にした。最大20mAの出力ドライブ能力を備え、さまざまなアナログ/デジタル負荷に直接接続できる。
4製品とも単一電源の供給電圧範囲は2.7〜16Vで、産業や自動車分野などの製品で標準的に使用される各種電圧で動作できる。動作温度範囲は−40〜125℃。パッケージは、TSX393とTSX3702がSO-8/Mini-SO8/TSSOP-8/DFN8、TSX339とTSX3704がSO-14/TSSOP-14/QFN16で供給する。1000個購入時の単価は、TSX393/TSX3702が0.395米ドル、TSX339が0.546米ドル、TSX3704が0.527米ドルとなっている。
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