日本航空電子工業は、高電流対応の基板対基板接続用コネクター「WP10」シリーズに、従来の信号端子2極タイプに加えて4極タイプを追加した。定格電流は最大10Aとなる。
日本航空電子工業は2016年12月、高電流対応の基板対基板接続用コネクター「WP10」シリーズに、従来の信号端子2極タイプに加えて4極タイプを追加した。定格電流は最大10Aで、スマートフォンなどの小型携帯機器用としては最大規模となる。
列数は2列で、サイズは幅2.2mm、スタッキング高さは0.7mmと小型、薄型化した。電源と信号端子は2点接点コンタクト構造を採用し、ねじれストレスへの高い耐久性を備えた。またホールドダウン一体のロック構造により、耐落下衝撃、耐振動に対して信頼性を高めているという。総合挿入力は40N以下、総合抜去力は10N以上、挿抜寿命は30回である。
使用温度範囲は−40〜85℃で、定格電圧はAC、DCとも50V。Pbフリー実装に対応している。同社では、スマートフォンやウェアラブル端末、タブレットPC、ノートPCなど、小型携帯機器全般に対応するとしている。
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