最大2.25MHzで動く同期整流式降圧DC-DC制御IC:アナログ・デバイセズ LTC7800
アナログ・デバイセズは、最大2.25MHzで動作する、同期整流式降圧DC-DCコントローラー「LTC7800」を発売した。入力電圧は4〜60V、出力電圧は0.8〜24Vで、320k〜2.25MHzの選択可能な固定周波数で動作する。
アナログ・デバイセズは2017年5月、最大2.25MHzで動作する、同期整流式降圧DC-DCコントローラー「LTC7800」を発売した。入力電圧は4〜60V、出力電圧は0.8〜24Vで、320k〜2.25MHzの選択可能な固定周波数で動作する。
1.1ΩのMOSFETゲートドライバーを内蔵し、最小オン時間は45ナノ秒。同期整流方式により、最大95%の効率を可能にしている。連続動作、パルススキップ動作、低リップルのBurst Mode動作を選択可能で、Burst Modeでは無負荷時のスタンバイ状態で暗電流を50μA未満に抑えることができる。
同期整流式降圧DC-DCコントローラー「LTC7800」
また、出力インダクター(DCR)の電圧降下の測定、もしくはオプションの検出抵抗により、出力電流を検出できる。デューティサイクルは最大98%で、入力電圧またはEXTVCCからゲートドライブに給電するLDO、パワーグッド出力信号、調整可能なソフトスタート、トラッキング機能を搭載。電流フォールドバックにより、過負荷時のMOSFETの熱損失を制限できる。
20ピン、3×4mmのQFNパッケージで提供され、動作温度範囲が−40〜125℃の拡張温度バージョンとインダストリアルバージョン、−40〜150℃の車載グレードバージョンをそろえた。1000個購入時の参考単価は3.47米ドルから。各種入力源やバッテリーの他、12Vまたは24Vの車載機器、重機、産業用制御、ロボットなどの用途に対応するとしている。
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