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コイルと制御ICを統合した昇圧型DC-DCコンバータートレックス XCL102/103

トレックス・セミコンダクターは、コイルと制御ICを一体化した昇圧タイプのDC-DCコンバーター「XCL102/XCL103」シリーズを開発した。外付け部品にセラミックコンデンサーを追加するだけで電源回路を構成できる。

» 2017年04月05日 09時00分 公開
[EDN Japan]

PWM、PFM自動切替制御

 トレックス・セミコンダクターは2017年3月23日、コイルと制御ICを一体化した昇圧タイプのDC-DCコンバーター「XCL102/XCL103」シリーズを開発したと発表した。2.5×2.0×1.0mmと小型で、外付け部品にセラミックコンデンサーを追加するだけで電源回路を構成できる。

 入力電圧は0.65〜6.0Vで、出力電圧は2.2〜5.5Vまで0.1Vステップで選択できる。入力電流は0.8A、出力電流は500mA。発振周波数は3.0MHzで、制御方式はXCL102がPWM制御、XCL103がPWM、PFM自動切替制御となっている。

DC-DCコンバーター「XCL102/XCL103」シリーズ(CL-2025-02)

 また、コイルを内蔵したことで、不要輻射ノイズを低減。ノイズからの影響を受けやすい無線機器などにも対応する。他に、ソフトスタート、負荷切断、CLオートディスチャージ、バイパススイッチ機能に加え、過電流制限、積分ラッチ、出力ショート保護などの保護回路も内蔵した。

 両シリーズとも現在量産中で、参考価格は100円(税別)となる。

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