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端子台カバーと本体を一体化したEMCフィルターTDK RSEVシリーズ

TDKは、電源ライン向けの単相用EMCフィルター「RSEV」シリーズを開発した。端子台カバーと本体を一体化し、全てのねじでセルフアップ構造を採用。部品の脱落や紛失を防止する。

» 2017年08月02日 09時00分 公開
[EDN Japan]

最大定格電流6A、10A、16A、20A、30Aの5種を用意

単相用EMCフィルター「RSEV」シリーズ

 TDKは2017年7月、電源ライン向けの単相用EMCフィルター「RSEV」シリーズを開発したと発表した。端子台カバーと本体を一体化し、全てのねじでセルフアップ構造を採用。部品の脱落や紛失を防止する。

 サイズは85×30×39mm、質量150gで、従来の「RSEN」シリーズ(30Aモデル)に比べて体積を約37%、質量を約34%低減した。定格電圧は250Vで、最大定格電流は6A、10A、16A、20A、30Aの5種をそろえた。絶縁抵抗は最小100MΩ、漏洩(ろうえい)電流は最大1mA、直流抵抗は最大6〜110mΩ。−25〜85℃の温度範囲に対応し、ディレーティング開始温度は55℃となる。

 安全規格は、UL1283、CSA C22.2 No.8、EN60939-3などに対応。コンピュータや通信、医療、計測分野の機器のAC-DC電源ラインでの使用に適しているという。

 2017年8月からTDKラムダが量産出荷を開始し、DINレール取り付け用のアタッチメントも発売する予定だ。

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