Sigfox RC1認定のRFシステムインパッケージ:オン・セミコンダクター AX-SIP-SFEU
オン・セミコンダクターは、IoT(モノのインターネット)向けネットワーク規格「Sigfox RC1」認定のプログラマブルRFトランシーバーシステムインパッケージ「AX-SIP-SFEU」を発表した。消費電流をスタンバイモードで0.5mAに抑えた。
オン・セミコンダクターは2017年9月、プログラマブルRFトランシーバーシステムインパッケージ(SiP)「AX-SIP-SFEU」を発表した。IoT(モノのインターネット)向けのネットワーク規格「Sigfox RC1」に認定されている。
プログラマブルRFトランシーバーシステムインパッケージ「AX-SIP-SFEU」
AX-SIP-SFEUは、RF SoC(System on Chip)と温度補償水晶発振器(TCXO)を含む全ての周辺部品を1パッケージに集積している。サイズは7×9×1mmで、モジュール型ソリューションの10分の1に小型化した。
同社独自の低電力設計を活用し、消費電流をスタンバイモードで0.5mA、スリープモードで1.3μA、ディープスリープモードで100nAに抑えた。また、シンプルなUARTインタフェースを採用。フレームの送信および無線パラメーターの設定にATコマンドを使用し、ユーザー独自のソフトウェアを記述できるよう、さまざまなAPI(Application Programming Interface)を用意した。
Sigfox認定に加え、現地の法規に準拠するため、IoT設計者はアプリケーションとアンテナの設計に集中できる。これにより、設計の簡素化、市場参入までの期間短縮につながるとしている。
- IECレベル4のESD規格に適合したトランシーバー
アナログ・デバイセズ(ADI)は、RS485規格とRS422規格に対応するトランシーバー「LTC2862」を改良した±60V耐圧の「LTC2862A」を発売した。IECレベル4のESD規格に適合し、インタフェースピンで±40kVまで(人体モデル)保護する。
- SIGFOXなどに対応したワイヤレストランシーバー
NXPセミコンダクターズは、ワイヤレストランシーバー・プラットフォーム「OL2385」ファミリーを発表した。SIGFOXやXemexのW-Bus、ZigBeeのIEEE 802.15.4などのプロトコルに対応する。
- BLE 4.2対応の小型ビーコンモジュール
富士通エレクトロニクスは2017年9月、Bluetooth Low Energy(BLE)4.2に準拠したビーコンモジュール「MSB1047-LBSV-ES」を発表した。富士通のメッシュネットワークプロトコル「WisReed」を搭載している。
- 省電力機能を強化した920MHz帯マルチホップ無線
沖電気工業は、920MHz帯マルチホップ無線「SmartHop SR無線モジュール」の機能を強化し、高度なスリープ制御による省電力機能を追加した。親機に省電力機能を追加し、データ収集装置の長期間の電池駆動が可能になった。
- 感度従来比2倍29MピクセルCCDイメージセンサー
オン・セミコンダクターは、29MピクセルのCCDイメージセンサー「KAI-29052」を発表した。500〜1050nmの波長で、同社従来製品の2倍となるイメージング感度を可能としている。
- LLC電源向け同期式レクティファイア制御IC
オン・セミコンダクターはLLC方式の電源トポロジー向けに、同期式レクティファイア(SR)コントローラー「FAN6248」を発表した。2つのSR MOSFETにより、外付け部品を最小限に抑え、LLC電源の設計を簡素化する。
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